mixiユーザー(id:1833966)

2020年01月22日05:43

72 view

野党立憲民主党と国民民主党の「再婚」破談、いつまで続く離合集散劇

 いつものことながら野党の数合わせは、20日の通常国会開会前に破綻した。開会前までに期限を切っていた立憲民主党と国民民主党の合同協議は、結局はまとまらず、事実上、無期延期された。

◎立民への吸収合併を求めた枝野
 国民民主党は20日夕方、両院議員総会を開き、4時間もの長時間協議を経ても合流がまとまらず、代表の玉木雄一郎は終了後に「現時点での合流決定が党の意思として否定された」と「幕引き」を宣言した。
 21日には、立民の福山哲郎と国民民主党の平野博文の両幹事長が国会内で会談し、合流延期を確認した。
 合流協議は、これまで「永田町の数合わせ」と合流に否定的だった立憲民主党の枝野が、年内後半にもと予想される解散総選挙前に「大きな塊を目指す」と姿勢を一転したことにある。
 ただその呼びかけ相手の国民民主党に対して、合党ではなく立民への吸収合併で、党名は立民のまま、綱領も変えない、と事実上の軍門にくだることを要求して、国民民主党内でこじれた。

◎国民民主党内には反立民派も
 党内には、旧自民党・旧民社党の流れを汲む保守系も半数近くいる。また参院側には昨年の参院選で立民に対抗候補を出された議員もいる。「原発5年内に廃棄」など、旧民社党系議員には飲めない政綱もある。
 玉木は、国民民主党内の津村啓介などの親立民派に乗っかり、強引に採決で合流を決めたら、保守派が党を割ることを懸念したのだろう。また立民に行っても、自分は立民の要職に就けるわけではない。冷や飯を食わされるのが明白な合流など、自身も嫌だったに違いない。
 昨年の参院選まで合流など全く考えられなかった立民と国民民主党が、合流に前向きになったのは、合同会派で臨んだ昨年の臨時国会で安倍政権にある程度の打撃を与えられたという思いがあるのだろう。

◎保守派・旧民社党系議員らは別れて新たな健全野党を
 また無所属だった例の壊し屋の小沢一郎が国民民主党に入ったことも大きい。小沢は、自分が主導して国民民主党を立民と合流させ、自分が再び政界のキーマンに復権することを望んでいた。
 枝野ら立民は、国民民主党の合意が頓挫したことにより、これで合流の話し合いを打ち切る構えだ。今後、国民民主党内の「合流派」の津村ら、親立民派の1本釣り・切り崩し策を進めるだろう。
 いずれにしても国民民主党は分裂含みの今後となる。
 僕が、今の政界で不満なのは、安倍首相の率いる連立政権に健全な野党が、維新の党以外、全くないことだ。あとは何でも反対の旧社会党のような立民などだ。
 だから国民民主党が左右両派に割れ、保守系・旧民社党系が小さくても存在感のある野党となることを望んでいる。

昨年の今日の日記:「日本のお金持ち、どれくらい? 126万世帯で金融資産は約300兆円;金融所得が助けた鳩山由紀夫の政権獲得」

4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年01月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031