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2020年01月16日05:55

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スターリニスト中国の三流企業から金をもらって職と国を汚した秋元議員、かつての売春汚職を思い出させる

 汚職とは、その字のとおり、職を汚す行為だ。したがってきれいも汚いもない恥ずべき犯罪だが、秋元司・衆院議員(写真)の逮捕・起訴されたIR(統合型リゾート)汚職はとりわけ汚い汚職、と言える。

◎史上最も汚い汚職「売春汚職」
 あろうことかスターリニスト中国の三流賭博企業「500ドットコム」側から買収され、IR参入の便宜を図ろうとしたからだ。彼は、国交省副大臣兼内閣府副大臣という職を汚した他、日本という国を売ったのだ。
 これで思い出すのが、1957年に当時の社会の眉をひそめさせた「売春汚職」である。これは、史上最も汚い汚職、とされている。
 今は個人的なもの以外、業者が女性を雇って不特定多数の男性に売春させる(管理売春という)業は、売春防止法で禁止されている。しかし戦前も戦後も、貧しい境遇の女性を雇って売春させ、過半の金をピンハネする、すなちわ女性の生き血を吸うような業は一定の規制下で合法だった。こうした業者は、赤線業者と呼ばれた(写真=旧赤線地帯「鳩の街」跡。墨田区向島)。彼らは、貧しい親などから前借金をさせ、娘を赤線で働かせた。むろん中には、生活のために自ら苦界に身を沈めた戦争未亡人などもいた。

◎批判が高まり、管理売春禁止
 しかし女性の人権と尊厳を汚す管理売春に対して、女性・市民団体などから批判が高まり、ついにこうした業を止めさせる売春防止法が成立した。
 しかし赤線業者には、死活問題であった。したがって政界への働きかけは強く、ついには業者から金をもらって法律阻止や骨抜き化をはかる政治家が出た。
 これが、売春汚職である。
 この汚職事件には、検察内部の派閥抗争も絡んだが、ともあれ女性の人権を蹂躙する非人道的な業は廃止されたことは画期的だった。
 しかしそでも法の網の目をくぐり、警察の目を逃れて風俗業者などで摘発されることがある。その場合の法的根拠が、売春防止法違反なのである。

◎禁酒法の教訓、ただの禁止ではなくならない
 なお僕は、カジノには興味はない。マカオには行ったこともないし、ラスベガスには2度出かけたが、国立公園を訪問するための拠点として行っただけで、ホテル内のカジノは様子を見に行ったのみで、1ドルも賭けたことはない(写真)。
 博打など、もともとも好きではないからだ。
 ただカジノ業を否定するつもりもない。基本的にカジカ化を強めるパチンコ業などと大きな違いはないと考えるからで、カジノを禁止するならパチンコも禁止すべきだ。
 それに、人は必ずしも清廉ではない。禁止したら、闇に潜った中でもやる奴は必ず出てくる。20世紀前半、アメリカで施行された禁酒法は、結局14年弱で廃止された。

◎マフィアを太らせただけの禁酒法
 禁止しても、密造酒を買い、それを飲む人々が耐えなかったからである。結果的に、独占製造・販売してきたマフィアが巨額な利益を挙げ、彼らを肥え太らせたに過ぎなかったからである。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「辺野古移設反対のための沖縄県住民投票は機能不全、全有権者の3分の1が予め不参加、それでも強行の愚」

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