緊急日記　アメリカ上院、香港人権法案を可決

　アメリカ議会上院は１９日（日本時間の今日）、香港での人権尊重や民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」を全会一致（！）で可決した。
　香港に高度な自治を認める「一国二制度」が機能しているかどうか国務省に毎年の検証を義務付け、人権を侵したスターリニスト中国関係者らに制裁を科せるようにする内容だ。学生たちのデモ隊への強硬姿勢を強めるスターリニスト中国政府と香港政府を牽制する狙いだ。
　成立には、１０月に可決されていた下院での同様の法案と中身を調整したうえで、トランプ大統領の署名が必要になる。
　今回の法案を主導した対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員（共和党）は可決後に「私たちはあなたたち香港市民とともにある」とツイッターで表明。野党・民主党の上院トップ、シューマー院内総務も声明で「習近平国家主席よ、自由への弾圧がいつも失敗するのは歴史が証明している」と強調した。
　上院本会議では、香港に催涙ガスやスタンガンなどの武器輸出を禁じる法案も可決した。
　写真は、１８日に香港理工大学付近で警官隊に逮捕された学生。
　学生諸君、挫けるなかれ。世界は、君たちと共にある！　未来は君たちのものだ！