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2019年10月17日04:45

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核ミサイルを実戦配備した? ミサイル発射実験を続ける北朝鮮ならず者集団のそこに迫る脅威

 北朝鮮ならず者集団は5月から、アメリカから、もちろん安保理からも制止されることなく、好き勝手に短距離ミサイル発射実験を繰り返している。それは、3日のSLBM発射実験(写真)も含めると、計11回にも達した。

◎既に核兵器の小型化に成功しミサイル搭載
 金正恩と3回も会談したトランプ大統領が、おそらく会談の際に、短距離ミサイル発射実験は黙認すると言ったのだろう。要するに来年の大統領選挙での再選しか頭にないトランプ大統領には、アメリカの安全が直接脅かされかねないICBM発射や核実験以外なら、どうでもいいと思っているのだ(19年10月14日付日記:「トルコのシリア北部への軍事侵攻、ウクライナ疑惑、さらには北朝鮮ならず者集団への生ぬるい対応――すべてはトランプ氏の私的利益の追求」を参照)。
 しかしこの間、トランプ大統領の黙認をいいことに、北朝鮮ならず者集団は様々なミサイル発射実験を行った。実験こそしていないが、核弾頭の小型化にも成功し、ミサイル弾頭に装着する技術を得たのではないか。

◎日本のミサイル防衛網を無力化するか、イスカンデル型新型ミサイル
 9月下旬に政府の発表した防衛白書(写真)で、「北朝鮮は既に核弾頭の小型化を実現しているとみられる」と、初めて断定した。核弾頭の小型化を実現しているなら、核ミサイルを実戦配備している可能性が高い。
 日本にとって、具体的に全土が核ミサイルの射程内に入った。
 さらに悩ましいのは、北朝鮮ならず者集団がミサイル防衛網を打ち破る技術も手にし始めている懸念である。5〜9月に4回発射されたロシアのイスカンデル型ミサイルをコピーしたと思われる短距離ミサイルだ。低い軌道で発射され、最高高度50キロの成層圏を飛んでくる。そして最後に急上昇し、ほぼ垂直に落ちてくる。これだと、日本のミサイル防衛網では対処しにくい。つまりイージス艦に搭載される迎撃ミサイルSM3は大気圏外でしか使えないので、イスカンデル型ミサイルには無力だ。

◎狙われる日本全土と在沖アメリカ軍基地
 もう1つ、地上に置かれるパトリオットミサイルPAC3は大気圏内でも使えるが、変則的軌道のイスカンデル型ミサイルの迎撃率は下がるうえ、守れる範囲は半径20キロの拠点に過ぎない。核ミサイルなら、放射能汚染は免れない。
 過ぎ去った過去を思っても、詮無きことだが、本当に北朝鮮ならず者集団の核とミサイルの開発初期に叩いておかなかったことが悔やまれる。
 そして現在、北朝鮮ならず者集団はフリーパスで短距離ミサイル発射実験で様々な新型タイプの開発に注力し、日本と在沖アメリカ軍基地を狙う。

◎北朝鮮ならず者集団の日本攻撃にもトランプ大統領なら助けてくれない?
 これに対して日本は、何もできない。
 アメリカ頼みも悪いわけではないが、それはまともな大統領である時だ。「戦略的忍耐」と称して北朝鮮ならず者集団の核とミサイル開発を放任していたオバマや、同盟国のことよりも自分の私的利害を優先するトランプ大統領のような「まともでない」政権では、日本はならず者に威嚇されるだけだ。
 例えば、長年の同盟軍であったシリア民主軍(SDF)も平然と見捨てるトランプ大統領なら、日本が核攻撃の脅威にさらされても助けてくれるとは限らない。
 そして国会は、と見れば、そんな脅威などどこ吹く風のどうでもいいような議論が行われている。嗚呼……。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「アフリカの人々にコメを食べさせたい! 日本の地道な努力で目標近づく」
昨年の明日の日記:「再び湯河原へ、低山ながら秋の城山に登る」
注 明日の日記は都合により休載します。

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