もう、これが最後かもしれない、と覚悟した。2年ぶりに越前ガニの最高級品「極(きわみ)」を過日、越前海岸の某料理旅館に食べに行ったのだが、さらに高く――倍になっていたからだ。
◎1泊2日でヨーロッパ旅行並み
重さ1.5キロ、両手に余る巨蟹なのだが(写真=下の写真の上は生きた「極」で、下はそれをゆでたもの)、これで約20万円もした。それ以外に、普通のカニ・コースを頼んだから、1泊2日なのにヨーロッパ旅行並みの費用がかかった。
別にぼられたわけではない。この料理旅館には4回目で、頼んだ時に概算を告知される。それでこれくらいと言われて、それでもかまわない、として出かけたのだが、さすがにこれ以上の料金になると、もう無理だ。来年以降、その懸念は強い。
報道によると、年々、越前ガニの漁獲量は減っているが、危機的なのは、まだ幼い小さなカニの層が極端に薄くなっているのだという。
将来、網にかかって高級料理旅館の食膳にのぼるのは、この数年後のことだ。
◎身が一杯詰まって
ちなみに「極」は、20歳くらいまで生き延びた希有なカニであり、水揚げされる越前ガニの0.5%くらいしかいない。
おかげで、カニだけで腹一杯になった。もがれた脚も1本1本が太く、殻の中に身が一杯詰まっている(写真=黄色いタグの「極」に注意)。食べると、甘いジューシーな身が口中に広がる。
その後、出されたカニ飯は、1膳食べるのがやっとで、残りはお握りにしてもらって翌朝、食べた。
◎5度目だが、日本海の日の入りを1度も拝めたことなし
越前岬に越前ガニを食べに行くのは、これで5度目(あと別の旅館に1度行った)だが、日本海側にあるため、美しい夕日の日の入りを1度も拝めたことはない。
今回は、雨、だった。この辺は、いつも積雪はしないから、雪ではなく雨だった。おかげで散策もできなかった。やっと野天風呂から、東尋坊が望めただけだった(写真)。
冬の東尋坊は、行っても人気は少なく、お土産屋もほとんど店を開けていない。夏はまことに風光明媚なのだが、冬期は自殺志願者しかいないようである。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:ニュージーランド、ミルフォード・トラックのトレッキング行きのために休載
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