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2021年01月15日01:00

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記録20210110KOBE16bit,0111西宮Penguin

1/10 setlist
1.なみだ
2.Neji
3.光の尻尾(from日倉士歳)
4.おんがく
5.くるり
出演:望月あづさ、micky、サダシ、一匹どんぐり

1/11 setlist
1.なみだ
2.Neji
3.光の尻尾(from日倉士歳)
4.おんがく
出演:Big MAX Happy set、一匹どんぐり、波戸元貴大


マジすか。。。
最近はそんな出来事ばかりです。
近親者との別れよりももっと別の感覚。

日倉士歳董
初めて出会ったのは数年前のこと。
家庭の事情で月イチで東京町田にいくことがあった時期。
週末夜行バスで町田バスターミナル、日曜の夜行バスで翌朝梅田から出勤。なかなかスリリングな時期だった。

正直、町田にはなんでもあって渋谷や新宿よりは間違いなく魅力があった。だけどなんか足りない。なんかおもろない。せやせや、得意の直感でいこう。
そう思っていた矢先。駅前のどこかで早めの食事を済ませ細い路地を歩いていたところ、
ビルの入口の看板に目に止まった。

万象房。
今夜のライブ。
出演:日倉士歳董Apple Geeta 。
(今回はApple Geetaについては長くなるのであまり触れないでおく。)

「スライドギターかぁ、珍しい。町田でブルースか。ほんまもんの生演奏聴いてみたいなぁ。ん?外人かぁ。。来日してるってことは聴く価値ある。
ほんでこっちはなんか民族音楽っぽい衣装。
こっちもこっちで興味ある。」

お連れに
「ちょー待って。これ入らへん?なんか知らんけど聴いてみたいねん。行こ行こ」

と、勢いで説得した。そしてビルの階段を上がった。
たしかにこの時の直感には手ごたえがあった。
間違いなくこの先に何が待っている。

ドアを開けた。

ちょうどステージ中だった日倉士歳董
そしてAppleGeeta率いる万象房の主、城川さん。
のちに二人のおかげで関東でもライブするようになる。

広くはない店。好み。雰囲気もいい。
民族楽器が多く飾ってある。
客席はほとんど埋まっているので
後ろの方で立ちながら見ようとしたら
やたら周囲の目線を感じる。

「日倉士の知り合いですか?」
「いや今日はふらっと入っただけで」

少し驚いたような顔をした。
「あ、ブルース、多少馴染みがあるんで。民族系も興味あるんで」

「そうですか。今日倉士さんのステージ中です。
よかったらどうぞ」

「あ、はい。。。(え?あのじいさんがアップルギータじゃないのか。。。日本人?外人ちゃうやん)」

とりあえずつじつま合わせの話をしたと記憶している。よく記憶している理由はその時内心、
「(ふらっとライブ聴きにきてな何がおかしいねん、こいつ。なんや、目的がないやつが聴きに来たらあかんのかい。【おんがく】そのものに興味があんねん、こっちは)」と強く反発した。尖ってたね。

城川さんがお客さんに席を詰めるように働きかけて
一番後ろの席を用意してくださった。
特等席。
なんかようわからんけど優遇された。
この日以来、この万象房と一匹どんぐりがつながった。

日倉士さんの演奏はたしかに素晴らしかった。
だけど、この手のブルースマンはそこらじゅうにいる。
オールドブルースを忠実に再現させて、はい、どーでしょう、お客さん!上手でしょ! しかも英語です!みたいな。
そら、ええよ、ノリは。やっぱ洋モノのノリは魅力的やもんねぇ。

一時期そうゆう光景になんどとなく出会っていたので
穿った見方をしていたので、今日ははどっちかなぁ。。。
と聴いていたが、どうも日倉士さんはなんか違う。

あぁ、、さてはこの人。。。ホンモンっすね。
この人自体が「マン」でなく「ブルース」。そのブルースが音を鳴らしたらこう響く、といった感じ。さすがプロ、と思うのは事前に音質も入念にこだわっているとこ。別に音質なんて後からついてくるんやけど。

この人の人生がブルースだった人!とは思わない。
「マン」を越えてもうてる。
風貌もそれを表してていかにもゼウスみたいやった。

神って「上(カミ)」からきてるんやろけど、
そうじゃなしにあくまで神=超越したものであるなら
それに上も下もない。行き過ぎの上、行き過ぎの下。
だから日倉士さんってそうゆうものを越えた向こう側から語りかける語り部だったんだと思う。

越えようと思って越えたのかはわからないけど
ブルースがそうさせたことは間違いない。

時々、素を見せる時に周囲から、そうゆうところが実に人間らしく見え本人はキョトンとしている。そうゆうとこも周囲からはチャーミングに見せていた。

兎に角、日倉士さんは力のこもったライブだったのでどの曲がどう、とかはあまり印象にない。ただ、この曲、なんか他のとは違うな、と思っていたのがその時はタイトルすら知らなかったけど「光の尻尾」という曲。のちにイベントで一緒だった時にタイトルをはっきり知ることになる。
この曲はずっと頭に残ってて。自分にとって日倉士さんといえば「光の尻尾」。

こんなにシンプルで切ない歌あるだろうか。
美しい日本語を使って泥にまみれたブルースは浄化される。浄化しようとしてもしきれない胸の痛みを抱えてもなお何事もなかったように光尻尾を掴もうとする。
この曲は日倉士歳討修里發里世隼廚Δ擦い、余計に説得力がある。究極の日本語ブルースソングなのかなぁ、と思う。
日倉士歳董峺の尻尾」
https://youtu.be/ivqq0rARb6U

この日以来、一昨年まではメールで連絡取り合って町田でイベントご一緒したり、神戸でもイベント開催したりした。
癌で入院、と聞いたのは万象房の城川さんから。
仕事や家庭の忙しさでSNSから情報をあまりみることはなかったので全く状況を知らなかったのでそれを聞いた時はかなりびっくりしたし、そのあとすぐに本人に連絡した。
入退院が数回あった時期は数回連絡を取り合った。
その後、時々見るSNSで活動はぼちぼちやっているのは知っていたので、こっちも一段落して落ち着いたらまた一緒にイベントでも。。。と思っていた。


年明け一発目のブッキングライブ。リハーサルが終わったあと日倉士さんと三人でイベントもやった神戸のミュージシャンkazunさんから連絡があった。

「日倉士さんが亡くなられたそうです。残念です。」

涙はもう出んのよ。
こうゆうことで。
なんかドラマや映画では涙もろくなってるくせに。
そのせいか胸の締め付けが強い。

なんでこんなに悲しいねん。
なんでこんなに切ないねん。
なんでこんなに悔しいねん。
なんでこんなに重たいねん。

っかしいなぁ。。。
こんなに感情的になるタイプではないはずやし
日倉士さんも俺がこんなに思ってるとは思ってへんと思うねんけど。
コロナの状況下、東京と絶縁状態。
しょうがないもんはしょうがない。
慌ててもしゃあないから。やることはやってどっしり構えとけ。と、考えていた。だけどまさかこんな形でコロナを恨むとは。これさえなけりゃ会えてたかもしれんのに。


「おのれどんな因果しとんねん。こんなもん笑えるかぁ」

と、コロナという漠然としたものに対して思った。

オマケに昨日はよくライブ出演している西宮Penguinさんは2ヶ月くらい店を閉めると。自粛要請を受けて。

くよくよしててもしゃあないよな。
日倉士さんもそうゆうてると思う。

残された者が何をすべきかをしっかり考えて
ひとつひとつの曲、ひとつひとつのライブを
大事にしたい。そんな年にしたい。

日倉士さん、今まで楽しい時間をほんとにありがとうございました。
僕はお陰さまで無事生きております。
あなたからもらった力をまた別の生きる力に変えて
あなたのように人に勇気や希望を与えられるような
ライブを作るべく精進します。

P.S.
随分前から気付いてたんじゃないですか、病気のこと。
だからもっとライブがしたかったのかと。
初めて会った時から何か、生き急いでいるように見えてました。


次回ライブ
1/17 舞子プロムナード 14:00〜

一 匹どんぐり公式HP
https://ippiki-dongry.jimdo.com
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