「モグラ漫遊記」第二十四部〜広島二人旅編〜

投稿日：2013年 7月28日(日)18時59分53秒

第十一話「観光二日目（その１）」

承前

翌日目覚めて時計を見たら、まだ1:30でした（笑）。

計算すると５時間近く寝ているので、目覚めてもおかしくはありません。
しかし、起きるわけにもいかないのでトイレに行って寝直します。

この後、朝まで寝たような寝てないような状態を繰り返しつつ何度時計を見たことか。

そして最後に目覚めた時、時計は無情にも7:45を表示していたのでした（爆）。アホかい。

飛び起きて髭を剃り、服を着てネクタイを締めます。
たぬきと違ってモグラはチェックアウトするので、バッグを提げてぎりぎり8:00にロビーに降りました。

たぬきと合流し広島駅に向かいます。

た：「何時に起きた？」
モ：「夜中に何回も起きた」
た：「俺、4:30に起きちゃったよ」

似たようなものですね。そこから寝直すかどうかの違いですが（笑）。

広島駅に着きモグラは呉駅までの切符を買います。

たぬきは何やらカードが使えるかどうか試すとか言ってましたが、モグラには判らないのでスルーします。

構内を適当に歩いている内に、たぬきが呉方面の番線を発見。更にエレベーターも見つけたのでそれでホームに降りました。

時刻表を見ると暫く待ち時間があります。

た：「この辺は本数が少ないね」

呉方面行は１時間に３本程度でしたが、島根県からみれば十分な数です。
でも関東の人間ならそう思うのもしょうがないでしょう（笑）。

時間があるので、たぬきは停まっている列車や看板などを撮り始めます。

モグラはいざという時の水分補給用にぶどう水を買ってタオルでくるみバッグに入れておきました。

その内に結構お客さんが増えて来たのですが、流石にここでは降りる人の方が多いので、何とかたぬきと二人向かい合って座ることができました。

時刻表で調べたところ、呉までは約50分。
地図で見るともっと近そうに見えるのですが、これには理由があり、たぬきとモグラはこれからそれを身を以って知ることになります。

た：「広島はさあ、やっぱりマツダの車が多いの？」

知りません（笑）。

でもすることがないたぬきは、車窓から見える道路を走る車の種類をチェックし始めたのでした。

そして数分後。

た：「何だ、トヨタの車が一番多いよ」

どうやら期待外れだったようですが、モグラは判らないので適当に返事をしておきました（笑）。

その内に何番目かの駅に着きアナウンスがあります。

車掌：「この列車は対向列車待ち合わせの為、当駅で3分間停車いたします。」

ああ、山陰本線ではよく聞いたアナウンス（笑）。

そう、呉線は単線なので、時々こうして対向列車を待たねばならないのです。

呉駅まで50分も掛かるのは、これが原因だったのでした。

続く