監督の野球観がチームに合っていない。
近年のカープの強みは、
失敗をすることはあるけれど、失敗を取り戻す
という点にあった。
あの信じられへんような大逆転の連発なんか、まさにソレ。
今季は、そういう展開の試合が、ここまで一つも無い。
…
一つも無い。
本当に、一つも無い。
一度失敗したら、その失敗を引きずって淡々と負ける。
コレは、佐々岡の「守り勝つ野球」に起因している。
「守り勝つ野球」というのは、「キチンと守る」ということだけど、それは、「失敗しないことを前提にしている」わけ。
佐々岡の野球観が、選手やチームに失敗をさせないことを強いている結果、
かえって萎縮してしまった。
また、失敗をしない前提でいると、失敗したときの切り替えが不得手になる。
カープの強かった時期も、失敗自体が少ないわけではなく、
失敗をリカバリーする能力で勝ってきた。
それを佐々岡の野球観が否定した。
だから弱い。
今季、監督がどこかで正反対の意識改革を為しえない限りは、
カープは下位に低迷したまま終わるだろう。
とても残念だけど。
監督の野球観を、チームの実情に合わせて、チームのストロングポイントを活かしたゲームを見せてくれる日が、
早く来ることを願ってやまない。
今季はもう、堂林の個人成績だけで満足するよう、ココロを切り替えた。
ただ、佐々岡監督は来季も続投だろうから、
来季への影響を考えると、
今季のうちに、早期に、別人になってもらわなければ、
チームは閉塞した状態で自縄自縛が続くだろう。
気持ちよく、逆転する。
失敗をしても、取り返す。
そして、勝利をもぎ取る、
そういうカープのストロングポイントを、活かしてほしい。
そのためには、「守り勝つ」ことへのこだわりは、
邪魔
ですらある。
■巨人は大黒柱が“心配の種” 開幕から1カ月、各チームの「不安要素」は…【セ・リーグ編】
(AERA dot. - 07月21日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6166162
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