放送20周年記念『仮面ライダークウガ』YouTubeで無料配信 オダギリジョー主演の平成仮面ライダー第1作
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「仮面ライダーって悪い奴なんだよ!だって人を殺してるんだもん!」
幼い頃、兄と交わした会話…
その思いはずっと変わる事なく、それでも
仮面ライダーは好き
という思いで生きてきた
と同時に
仮面ライダーという作品で、この事に触れる事は不可能だろう…と思っていた…
それにふれたら
仮面ライダーに限らず、全てのヒーロー番組は成立しなくなってしまうからだ…
仮面ライダーは人の手本にならないといけない
仮面ライダーは正義でなければならない
それが
仮面ライダーは人を守る為とはいえ、暴力をふるっている…
怪人化されているとはいえ、人間、生物を殺している…
それは正義の為?
だから、暴力は殺人、殺害は許される?
それは正義といえるのか?
そもそも…
正義とはいったい何なのか?
こんなふうに考えなければいけなくなり
番組を成立させる事が相当難しくなる
だから
仮面ライダーはそういう所にはベールを被せて、見えないようにし、怪人を殺す事に快感を感じさせるアクション番組
として作られてきた…
しかし…
仮面ライダークウガ
という作品を観て
非常に驚いた…
「仮面ライダーも暴力を振るう存在」
「仮面ライダーも生物を殺す存在」
その事にしっかりとふれており
また、仮面ライダー自身が
「自分が暴力を振るう事に苦しんでいる」
「暴力は他人だけではなく自分も傷つける」
そういう、今までの仮面ライダーでは、触れる事はタブーとされていた事にしっかりと触れていた事…
まさか…仮面ライダーがこんなふうに描かれる時代がくるなんて…という思いを抱き
これは、今までとは違う意味で面白い仮面ライダーになると思ったものだった…
しかし…当たり前だが
「仮面ライダーは無数に襲いかかってくる戦闘員を次々と殴り殺し、蹴り殺し、最後は怪人をライダーキックで蹴り殺す!怪人が豪快に爆発して死ぬ所を見て、爽快な気分になりたい!正義?そんなのはどうでもいい!殺す側の仮面ライダーが正義で、殺される怪人が悪でいいんだよ!そういう仮面ライダーこそが真の仮面ライダーだ!それが観たいんだ!」
という人にとっては、この仮面ライダークウガという作品は、決して受け入れられないだろうな…と思った
仮面ライダークウガから始まった平成ライダー
「仮面ライダーとはいったい何なのか?」
「正義とはいったい何なのか?」
「ヒーロー番組とは何なのか?」
「アクション番組とは何なのか?」
昭和の仮面ライダーでは考えなかった事
それをあらためて考えさせてくれた作品
価値ある作品だと思う…
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