だが断る

■キリスト教団体、歴史研究者ら　大嘗祭にそれぞれ抗議
(朝日新聞デジタル - 11月12日 20:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5861692

政教分離って本来は宗教団体が政治に口出しして利権を貪るのを防ぐ為の制度だよね？
然し何処の国でも宗教は広く深く民衆の心に根付いている(日本海の向こう側の某大陸国家やそのコバンザメ国家は違うみたいだけど)。

例えばイスラム教文化圏諸国ではそもそも政教分離の発想が無かろう。宗教が政治に大きく関わっている。それどころか宗教が政を司ってると言っても過言では無い。

元よりそれは他国の話でありそのことをとやかく言うのは内政干渉という国際的な野暮天になるのでここではその是非は問わないが、欧米諸国もキリスト教文化圏としてどうしても政治や生活にそれが絡むのは避けられまい。

翻って本邦に於いては、[神社神道]は果たして宗教と言えるのか？広義では[宗教]の一つではあろうが、多くの人は[仏教徒]と答えたりする。
元々八百万の神々のおわします神社神道には[異教]の概念はどうやらなさそうだ。キリスト教の神様もイスラム教の神様もヒンドゥー教の神様もそれこそ仏様もギリシャ神話の神々もみ〜んなみんな one of them。大体正月には神社に初詣に行き、結婚式はキリスト教の教会で挙げ、葬式はお寺で…なんて事を平気で行うのが大多数の日本人だ(笑)。

そして我が国は万世一系の天皇のおわします国。天皇に関わる国事行為は最早宗教を超越した儀式であり、我が国の国体そのものである。

クリスチャンにとっての絶対神とは違うかも知れないが、だからと言って、それに迎合する必要はないものと愚考する。