無責任運営者

入居者相次ぎ死亡 施設閉鎖へ
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一応業界の末席を穢す関係者の立場ではあるがこの施設に関しては唯の部外者に過ぎないオレだが、本件は一言で言えば施設の運営者が聊か無責任過ぎたって感じかな？

他の方のつぶやきにもあったが、夏に８人もの職員が辞めてしまったのは何故なのか？まずそこが気になる。

この業界正直言って人員の流動性が激しい。オレ自身今の勤務先はこの業界に入って５社目だ。事情は人其々だが同じ職場で永年勤続する人は稀で下手すれば半年や数ヶ月で退職する人も珍しくない。仕事がきついから？そう言う側面も無いではないが然しそれが主因で辞める人は少ない。では何故？

ズバリ！その施設の労働環境に不満があるから。給与水準が低いのは今更判り切った事。然し残業手当も出ない＝人手不足でサービス残業常態化＝とか、シフト上は休日でも実は出社して何がしかの業務をこなさなきゃならないとか、更には職場の人間関係とか経営方針への不満とか…この辺りに闇を抱える事業所は多々ある。それが嫌で退職する人は多い。

若しかしたらこの施設の運営・経営方針に賛意出来なかったから８人は辞めたのだろうか？

介護事業所ならそれなりの補助金も入る。経営・運営が他の業種と比べて特段難しいとも思えない。後は如何に利用者さんに安全安心安寧を提供しそこで働く職員達の士気を高める＝報酬や待遇を良くする＝か？が肝心なのだがさては…？その辺りがいい加減だったのだろうか？

杜撰な経営では倒産・廃業に追い込まれるのは全ての産業・企業に言える事。ただ介護施設の廃業は今までそこを利用していた利用者さん達にとってはいきなり路上に放り出されるも同然のことになる。自立できる人在宅介護が可能な人ならいざ知らず、それが出来ないからこそ施設入居している人々だから追い出し締め出し喰らったらひとたまりもない。たちどころにその生存が脅かされてしまう。早急な受け入れ先を用意せねばならない。とはいえ、殊に認知症のある人には遠隔地への移動移籍は支障が多い。出来るだけ近隣で受け入れるのが望ましいが、得てしてどこの施設も待機児童ならぬ待機利用者を抱えている。右から左へおいそれとはいかないのが辛い所だ。

何とか一刻も早く受け入れ先が決まり利用者さん達が安心できる様になって欲しいものだ。