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2018年01月28日16:11

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大丈夫なのかな?

■介護報酬、自立支援に重点 改定案答申、成功報酬も新設
(朝日新聞デジタル - 01月27日 05:16)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4960936

いつも思うのだが果たしてそう上手く行くのだろうか?

成功報酬?一見綺麗に聞こえるけれどその実これは結構危険があるよ。

まさかとは思うが、認定調査を甘くして症状が改善された要介護度が下がったって報告する事業者が出ない保証はない(大多数の事業所もスタッフも真面目にやっているのは事実だがしかしそこはお互い神ならぬ生身の人間、誰だって100%善意ではなくちーっとばかしは悪意も抱えているし、この位は大丈夫だろうって油断が起きる可能性も皆無ではない)。

そうなって来ると困るのは結局要介護者である利用者さんとそれを抱えるご家族だ。

そもそもなぜ今これだけ介護職が求められているのか?それは介護が最早家族だけで出来る代物ではないからだ。口幅ったい言い方だが授業料払って専門学校通って資格取って実務を経験し日々利用者さんと最前線で接し介護福祉士の資格も得た一応は[プロ]のオレでも、老母介護は梃子摺るんだ。そして止む無く介護離職する羽目になってしまった。

職場では、仕事ではお互い赤の他人でありあくまで仕事だから、大概の事は割り切れる。入浴介助や排泄介助、女性の利用者さんに対しても眉ひとつ動かさずに対応できる。そう、あくまで仕事だから。それ以上でもそれ以下でもない。

然し家族となると中々そうもいかない。まして一般の人が老親介護或は老々介護、そりゃ想像を絶する苦労が生じるのは明々白々ってもんだ。

あとね、要介護度と介護の苦労は必ずしも比例しない。

食事・トイレ・更衣・入浴・立位・歩行全て自立だけど認知症酷く帰宅願望のある要介護2(Aさん)
食事は自立・トイレ・更衣・入浴要介助、立位困難車椅子利用で要介護4(Bさん)

上に挙げたAさんとBさんではどっちが大変か?
一見Aさんの方が要介護度数も軽く手間がかからない様に見えるが、実はAさんの方が要注意なのだ。認知症・帰宅願望・自力歩行可…こういう人が一番怖い。一瞬のスキを突いて離設されてしまうことがある(実際オレのいた施設でもそう言う事例があった)。

寝たきりの人が取敢えず座位だけでも取れる様になった。車椅子の人が歩行器で歩けるようになった。歩行器歩行の人が杖歩行になった…確かにそう言う利用者さんもいるしADLの改善それ自体は慶賀だが、手放しでは喜べない部分もある。寝たきり・車椅子・歩行器・杖・自足歩行…自立度向上は同時に転倒リスクの向上でもある。

その辺の詰めを欠いたまま自立度向上!と報告してかえって混乱するなんてことが無い様に願いたいものだ。
(その前に…何とか就職先を見つけないと…しかし求人のある事業所何処も帯に短し襷に長し…なトコばかりだ…orz)


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