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2020年07月17日11:43

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れいわのアキレス腱

■れいわ山本代表「おわび」 命の選別発言のメンバー除籍
(朝日新聞デジタル - 07月17日 01:34)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6160705

 大西つねき氏の発言を擁護、肯定する人もいるのは、解らないでもない。
実際には「命の選別」というのは、さまざまな局面で向き合っていかざるを得ない問題だ。コロナで「トリアージ」という言葉をよく目にするようになったけれど、実は医療現場では普段からおおかれすくなから行われているのだろうし、経済格差による死も、選別と言えないことはない。
 緊急事態で選別をせざるを得ないのは政治家としての選択であり、その選択の判断が政治家の責任でもある。
 けれど、だから「命の選別をして良い」と開き直ってはいけない、これは、一見合理主義のようで、単なる逃げの言い訳、敗北宣言にすぎないと断言。
 そもそも
「社会保障費がかさむから貧乏老人はさっさと死ね」
「年金が足りないから老後の金は自分で貯めろ、無い奴は死ね」
「生保以下の金しか稼げないのはお前が無能だから、仕事切られて無一文になっても自己責任で死ね」
という、今の政権のやり方とそれを積極的であれ消極的であれ受け入れてしまっている大衆に対して「NO!」を突きつけたのが、山本太郎であり、れいわ新選組ではないか。だからこそ、熱い支持を受けているのだ。

 だから、大西氏の除籍そのものは、当然と思う、それになんの異論もない。

ただ、ひっかかるのは、そこに至るまでの経緯だ。

 当初、大西氏は除籍をしない、それは排除になるから、レクチャーでと言っていた山本代表が、それについて批判を受けて、に、これは見える。
 いや、選挙民の声に答えるのは、勿論いい事です。批判されたら「こんな人たち」とか言って、そのあとは、小銭で集めた自分の支持者だけに周りを固めさせて、批判しそうなこんな人たちを近寄らせないようバリケードで固めるどこぞの総理より、百億万倍真っ当な姿勢です。
 ただ、除籍に至るまでのブレを感じるんですね。

 会見をyoutubeで見ましたが、太郎さんの言葉は、心を打つんです。単に役者だったから演説が上手いというだけではない、力の強さ、思いの強さが伝わる。カリスマ性のある人だと思う。
 けれど、反面、れいわ新選組という組織は、結局、太郎さんのカリスマ頼み?という脆さというか危うさを感じてしまうんですね。
 それは、大西氏のようにれいわの主義主張と真逆の事を表明させてしまう、これは多様性でもなんでもなく、単純に
「じゃ、なんであなた「れいわ新選組」にいるの?」
って感じです。
また、今回の除籍に至るブレ、ですよね。当初、除籍処分はしない、としたなら、その後、大西氏が自分の判断で離党した、という形に、形だけでも持っていけなかったのか、とも思います。

 新しい組織だから、まだ、小さい組織だから、ということは割り引いても、上手は組織運営が出来る人が、れいわにいるのか?

 
 
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