なんか、世の中、コロナは収束しないわ、給付金事業が電通のトンネル会社に中抜きされてるはなのに、なんか芸人の多目的トイレ不倫が話題になってますなあ~。みんな、自分の明日より他人の下半身のほうが気になるのね(^^ゞ
ところで、不倫といえば、
https://manga-mee.jp/ 「マンガMee」のアプリで連載している「サレタガワのブルー」という不倫マンガ。
不倫ものというと、ほとんどは小説でもレディコミでも映画でも不倫する側を描いてます。で、大抵の場合、不倫するヒロインは、夫がモラハラな酷い男だったり、最初から事情ありの愛情のない結婚だったり、夫が浮気しまくりだったりとか、受け手に同情や共感を持たせるように描かれているものですが。
これは、タイトル通り不倫「される側」視点の作品です・
共働きで子供のいない夫婦の妻が不倫中、しかも、相手は妻子ありというダブル不倫で、この夫側が、まあ、主人公というか、話の中心になるのね。
で、この夫、イケメンで優しくて家事が得意で料理上手、在宅でウェイブデザイナーをしていることもあって、家事はすべて担当しています。かといって、奥さんの稼ぎで趣味仕事というわけではなく、むしろ、収入は会社勤めの妻の倍という、ここまで理想的な夫いるかよ、と突っ込みたくなる位の素敵な夫です。
で、妻はというと。乳がでかい以外、どこがいいんじゃい、と思うんですが、計算高くて自分の利益しか考えない、夫と結婚したのも優良物件だったから。というと、ありがちなブリッコと思いがちですが、いやいや。
平気で嘘をつく、自分の利益になることならころころいう事変える、人にさんざ迷惑かけても都合よく被害者面できる、普通、保身とはいえここまでやれば良心の呵責とか少しは感じるだろうと思うんですが、見事にそれがない!
見事に共感も同情も無いんですが、ある意味ここまでくるといっそ清々しい。名前が「アイコ」なんですが、読者コメント欄では「アイコパス」と呼ばれてます。
そう、これ、本編も面白いんですが、最後の作者さんのコメントと、盛り上がりすぎる読者コメントが本編以上に楽しみ~。
不倫相手の家庭の話も当然出てきますが、この相手の男、家事育児は妻に任せっぱなしで、そのくせ「養ってやってる」と上から目線、浮気に対してなんの痛痒も感じず、そのくせバレて離婚を切り出されると最後はロミオ化という、しょーもない奴ですが、これってありがちな不倫男。5ちゃんのキジョ板とか生活板に出てきそう。
途中、ちょっとイライラするところもありますが、不倫がバレてからの逆襲辺は
「やれ~もっとやれ~」と、コメントで盛り上がれます。
で、結構、法律的な事が出ていて、不貞関係を証明するにはとか、興信所の相場とか、実際配偶者に浮気されて離婚するときには参考になりそうです、いや、無いに越したことはないけど。
この話、上手いな、と思ったのは、サレ側の主人公を妻ではなくあえて夫にしている事(ダブル不倫ですから、相手側の妻も出てきますし、子持ちの専業主婦が離婚するハードルについても描かれてはいるんですが)これは、主人公が妻側だと、
「家事も仕事も頑張って尽くす妻をないがしろにして浮気する最悪夫」
という、「男対女」の構図になってしまって、爽快感があまりないんですよね、多分。
しかし、こういう作品が描かれる背景って、不倫がある種日常的で安っぽくなったからかなとか思います。
フィクションの世界では不倫ものはする側の物語だったのは、あくまでフィクションとしてロマンスの主人公になって非日常を楽しむためだったからこそ、かなと。
今、芸能人ですら、自家用車や多目的トイレでやっちゃう時代ですからねえ。六本木あたりの内緒で借りてるマンションとかでやれよとか思うんですが、有名な芸能人のくせに庶民的すぎ〜(そこかよ)
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