いっても詮無い事なんだけれど

　いっても詮無いことなんだけど。
一連の新型肺炎で、感染への不安とか、政府の対応の無能さへの腹立ちとかもあるけど、他人の言葉の不信感が増してて、それって結構ヤバイ。
　感染不安に関しては、私なんか若くないし、喫煙者だからリスクもあるとは思うんだけど、病気にかかるのは運命だし死ぬのは仕方がないと、投げやりではなく日ごろから思っているし、政府が無能なのは、今更というか、連日それについて腹立ってるから、ある意味、通常運転でもあるんだが。
　人への不信感、っていうのがなあ。
　新しい未知のウイルスだから当然だし仕方ないのかもしれないけど、テレビに出ている「専門家」の肩書を持っている人のいう事も、人によって微妙に違うし、また、雑誌やネットには、その専門家が実は専門家でもなんでもないとかいう記事も出ているし。まあ、テレビなんていうのは、情報の正しさより、視聴者受けする人を出すのは当たり前だから、そのはこっちだって割引いてみてるけど、じゃあ、「ワイドショーが煽ってるだけ」とか批判していた人の発言が正しいのかというと、実はワイドショーで少し前に言われていたことが、結局その通りだったと現実が後追いで証明していたりとかさ。
　「知り合いの医師」から聞いたことを発信している人も多くて、それはデマや嘘もあるかもしれないけれど、本当に聞いたことを親切で書き込んでいる人もいる、というより、そういう人たちのほうが多いと信じたい。
　でも、その「知り合いの医師」ということが、医師だからって本当に正しいとか限らないし（世の中には誤診もたくさんある）また、聞いた本人が良く理解せずその医師が言わんとしたことを間違えて発信してしまう事だってある。
　だから、悪意のあるデマではなく、早合点や曲解で、誤報もいくらでもあるんだろうし、状況は刻々と変わっているから、「今となっては」間違ったことを言っていた人も、前ということが変わっていても仕方ないし、それを責める気はないんだけど。
　無いんだけど、そういうことがいくつか重なると、もう、人の発言が信じられなくなってくるんだよね。

　まあ、全てにおいて共通してることは「手を洗え、タバコをやめろ」くらいしかないんだが、んなの言われなくても素人でも判るわ！