mixiユーザー(id:1806035)

2019年12月14日20:06

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こうなる前になんとか方法はなかったんだろうか。

元農水次官 殺人で懲役8年求刑
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5900417

ネットでもリアルでも、この父親に対して同情的な声が大きい。
 基本的には、親が我が子を殺すのは大罪だと考える(子供を虐待死した親なんて死刑でも生温いといつも思う)けれど、この事件の場合は、私もこの父親に同情してしまう。
 一番大きな理由は、この息子のツイッターを見たこともあるだろうな。
 父親の地位と財力を嵩に着て他人を見下し、母親に暴力をふるったことを武勇伝のように自慢する。
 ネトゲへの30万以上の浪費を恥じるどころか自慢し、しかも、本人は40過ぎて脛かじりニートでその金、親が出しているんだろ。
 最低のクズだな、というのが偽らざる印象。
 自分の印象を正当化するわけではないが、最後となったツイートへのコメントもおちょくるようなコメばかりで、見事に哀悼や悲しみのツイートしている人がない。
なかには、メッセのやり取りや、リアルで会ったことがあった人だっていただろうに。
 しかも、この息子のせいで、娘さんは結婚が破談になり、失意で自殺したという。間接的にはこいつが殺したようなもんだ、それに対して、少しは罪の意識でも感じていたかというと、ミジンもなさそう。
 そもそも、生活のために辛い仕事、合わない仕事して、しかも仕事ができずにいつも怒られてばかりで、それでも食うために泣きながら働かなきゃいけないような思いもせず、親の金でニートして好きなゲームにいそしめる。
夢のような生活じゃん。それで、一体なにが不満だったんだ?とか思うけど、本人は、とにかくなにもかもうまくいかない、思い通りにいかないことで、むかつきまくりで、親に秒力をふるうことによって甘えて当たり散らしていたんだろうな。
 どう見ても、クズ中のクズだけど。
 でも、そういうクズに育てたのも、親、なんだよね。
 最初、この事件を聞いたとき
「エリートコースを歩んできた頑迷な父親が、自分と同じ道を歩めなかった不出来な息子を理解しようとしなかった」
という昭和のステロタイプをイメージして語っていた人も多かったけど、実際にはこの父親は息子と一緒にコミケに参加したこともあったようで、できる限り、息子に寄り添っていたように見えるんだよね。
 その寄り添い方が甘やかしになってしまったのかも知れないのは、前述した親の地位や財力頼りの発言や、一人暮らしの部屋(しかも、親が用意した別宅)をゴミ屋敷にした挙句に戻ってきたことで感じざるを得ない。

 この息子がもし生き長らえたとしても、登戸のように利己的な無差別殺人を起こしたり、または親を殺傷したかどうかは解らない。
もしかしたら、こうやって甘ったれながらやがて両親がもっと年老いて介護は必要になったり、亡くなったりしたら、遺産を食いつぶした挙句に天寿を全うしてゴミ屋敷で無事孤独死したかもしれない。
けれど、それはひとごとだから気楽に言えることであって、今、暴力に晒されていた人間には、そんな余裕はないだろう。
ましてや、両親は老人といってよい年齢だ。それが凶暴性が強く倫理道徳が壊れた壮年の肉体だけは健康な男と同じ家にいたら。
放し飼いの猛獣と一緒にいるのと同じようなもんだ。
 そこに冷静な判断力を求めるのは酷ってもんだろう。

 けれど、酷だと思いながらも、自らの手で我が子を殺めるという最悪の手段をとる以外の方法はなかったんだろうかと、考えてしまう。
この息子は中学の頃には発達障害が解ったという。ということは、医師の診断を受けていたわけだ。
母親への暴力行為もあったわけだから、病院には医師もカウンセラーもいたはず。
当時は、今よりも不登校や精神障害に対する理解は遅れていたとはいえ、財力も地位もあり頭脳だって優秀な人なら、それを利用してさまざまな手段をとれたのではないだろうか?
そういった問題のある子どもたちを預かる施設もいくつかあって、中には戸塚ヨット的な凶悪な施設もあるが、ちゃんとしたところもあって、実際、かつてひきこもりだった人たちが共同生活をしながら、近くにアルバイトに通っているような場もある。

 これは、あくまで勝手な推測だけど。
 この父親は、仕事熱心だった分、家庭のことは現役時代は妻任せにせざるを得なかったのかも知れない。
 その反省もあって、息子に責任を感じ、本人なりに一生懸命寄り添い理解しようとしていたのが、結果、甘やかしになってしまったのかもしれない。
 また、次官を辞めたときのエピソードなんかを聞いても、責任感が強い分、人に頼ることが出来ないところがあったのかもしれない。
 その責任感の強さが「親として責任を全うする」という最悪の結果になってしまったのだろうか?

「手加減せず攻撃」をした理由は、ひとつは「恐怖」ひとつは「覚悟」のように思えるんだよね。
 この父親にとっては、息子は一方では妻に加害し娘を死に追いやった張本人だ。半面、40年以上共に過ごした血を分けた愛しい我が子でもある。
 この馬鹿息子(とあえて言う)は「俺の人生、なんだったんだ」とほざいていたそうだが、それこそ、この父親の人生、何だったんだろうと。
 地位も財産も家庭も手に入れた筈が、人生最後にこんな結果になってしまって。
 
 
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