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2019年12月10日22:46

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ソリチュードとロンリネス

■《孤独死》現役世代で半年も発見されない現状「孤独を我慢しろという社会はおかしい」
(週刊女性PRIME - 12月08日 16:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=5894120



 いいたいことがわかるようなわからないような記事だなあ。
「選択的孤独」はいいけど、「絶望的孤独」はだめっていうのは判るけど、
傍から見ると、その人がどちらだったのか判断つかない部分があるよね。
 例えばここに出ている親の遺産で高級マンションに住んでペットを10匹飼っていた男性なんかは
それこそ、ペットを通して、愛好家同士の繋がりを作ることはいくらでも可能だったと思う。
ましてや、ブラック企業で仕事から帰るときには心身限界まで疲弊しきって
時間も気力も奪われていたわけではなく、お金も時間もあるわけだから。
もし、友達が欲しい、誰かと繋がりたいと思っていたなら、していたはず、のように見えるんだよね。
 自己責任と切って捨てるつもりはない。
 私も、もし、絶対的孤独に苦しんでいる人がいたら、傲慢かも知れないけど、何らかの形で助けたい気持ちはある。
けれど、放っておいてほしい、一人にしてほしいという人に対して、口や手を出すのはいい迷惑でしょ。

 あと、
「友達が欲しい、誰かと一緒にいたい、すごく不安で寂しい状態」
という人は苦しいと思うけれど、そういう人を個人の善意だけで助けきれるかってこともあると思う。
 以前、女優の大原麗子が孤独死したって話題になったよね。
あんな有名な女優さんが、独身ではあったけど、付き人とかいなかったのかなあと思ったけど。
あとで報道(といっても芸能記事だけどさ)を読んだら、大原さんは晩年、仕事が減ったこととか病気のこととかはあったんだろうけれど、友人の家に夜中の二時三時でも電話をかけて延々自分の話だけをし続けていた。
 その内容も、自分の愚痴とか周囲への不満とかネガティブなことばかりで、受けたほうも翌日の仕事や家事の予定だってあるんだけど、それをいうと
「あ、そ」
と不機嫌になって電話を切ってしまって、そういうことを繰り返しているうちに人が離れていってしまったそうだ。
友人だった女優さんがインタビューで
「もう少し見てあげればよかった」
と後悔した発言をしていたけれど、それは死んだ今になって言えることであって、上記のようなことやられたら、かなわないよなあ。
 大原さんは孤独に苦しんでいたのかもしれないけれど、その関係は一方的な依存と搾取になってしまう。

 依存と搾取と書いたけど、この記事でも日本の中高年男性の妻依存について書かれているよね。
 従来の日本社会というか、日本の家庭はこの依存と搾取で成り立ってった。
 といっても、男性を責めているわけじゃないよ。
 高度成長期以来の家庭モデル、家族モデルが、妻に親戚や近隣の人間関係を含めた家庭の仕事を丸投げすることによって、夫は会社MAXで仕事に専念させる。
これに従来からあった男尊女卑の家父長制が乗っかって成り立っていた。
日本って家族とか親戚が面倒見合ってきたとこの記事ではあってるけど、その面倒見合いがすごく不均等なものだったからこそ、今、それが廃れたんじゃなかろうか?


 この記事のリンクの後半に解決策らしきものが書いてはあるけど、なんか、アメリカではイギリスでは、と出羽守風なんだよね。
  あと、今の日本って、そんなに孤独を素晴らしいとたたえてる国だろうか?
 そのあたり、私にはピンとこない。

むしろ「家族」に頼りすぎていることが問題なんじゃないのかなあって思うことのほうが多いけどね。

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