mixiユーザー(id:1806035)

2019年11月19日19:43

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褒め上手、褒め下手

 「お世辞」とか「おべっか」とかはあまり良い意味に使われないことが多いような気がする。けれど、一方で褒められると大抵の人間は嬉しいし、けなされれば、それが例え事実でも(いや、事実だからこそ)不快に成る。わざわざ相手を不快にさせて気まずい思いをあえてする必要は無い。
 だから、コミュニケーションの潤滑油としてある程度のお世辞やおべっかは必要です。大抵の人がそれは解っている。
 そこまでは解っても、お世辞でもいいから褒める方法が、時々、ものすごくずれていてモニョる人というのが時々居る。
 上手なお世辞は、それがお世辞と解らないうちに、言われたほうは嬉しかったり気分良かったり、前向きにさえなれる。多分、わたしも気がつかないうちに、そういう言葉に助けられている時はあるんだろう。
 一方で、下手なお世辞を言われた時には本当にどう返してよいか解らず、すっげービミョウな顔をしていると思う。

 そのお世辞の下手な人のあくまで一例なんだけど、以前、今の職場で一緒に仕事をしていた女性がいた。ある時、一人の男性が入ってきて、結構仕事できる人で(なんで、そんな人が時給1000円ちょっとの派遣なんかやってるんだろ?と疑問でした)以前、六本木だか赤坂だかの外資系企業で働いていたという話をちらっとしたのね。
 その時、そのお世辞下手の女性が
「さっすがー、エリートサラリーマン(だかビジネスマンだか)」
と言った、それを言われた時のその男性の顔がものすご〜くビミョウだったことを覚えてる。
 そりゃそうだ。本当にエリートなら、時給いくらの派遣の単純労働なんかしてるはずが無い。(まあ、つなぎだろうなとは思ったし、実際、長くはいなかったけど、それにしても、外資を辞めて、こんな底辺労働することになったのには、多分、なんからの事情があるだろうから、そこには触れないようにはしていた)

 その女性、悪い人ではないんだが、話しててなんかトンチンカンというかかみ合わないなあというところは、普段からあった人で、私に対しても、よいしょしようよしてるんだろうなあ、とか、気を遣ってるつもりなんだけど、却って疲れるよなあとか、モニョることが多々あった。

 この女性は一例だけど、時々、そういう人っている。
そういう人の特徴は、まず、言うことが大げさすぎること。例えば、スーパーのパートをしてるだけの人に
「すごい〜キャリアウーマンなのね」
とか言っちゃたり、住んでいる場所がちょっと土地が高いといわれてる場所(例えば東京23区で言えば港区とか、目黒区とか)だけで
「お金持ちなんだ〜」
とか言ったり。
 まず、大袈裟。
 その上に、その人が別にそんなこと褒めてほしくない、むしろ言ってほしくないことを持ち上げる。いや、なかには、金持ちと思われたい見栄で港区に住んでる人だっているでしょう、でも、元々の実家が港区で商店をやっていて、今は年金暮らしの両親と港区で同居している公立出の人なんて沢山居て、そういう人は別に「港区=金持ち」なんて思わないし、言われても嬉しくもなんとも無い。

 で、書きながら感じたんだけど、言われてモニョる褒め方をする人って言うのは、まず、手垢のつきまくった古いテンプレを出す。(主婦が働く→バリバリ、キャリアウーマン。港区→お金持ち、お嬢様お坊ちゃまみたいな)次に、観察力が低い。相手がなにをどう褒められたらうれしく思うかを考えずに、自分が知っている周回遅れのテンプレを並べるから、余計に空虚に成る。

 と、人をけなしまくっているが、私も、人を褒めたり、お世辞を言うのが、すっご〜く、苦手だ。(代わりに人が言われていやなことを見つけるのは上手いし、相手をいかに不快にさせるかは結構得意(^^ゞって、これなんにも役立たないわな)
 ただ、というわけではないが、相手がモニョるようなズレた大袈裟なお世辞はなるべく言わないようにはしている。褒め下手な人は、あえて相手を褒めようとしないほうが良い。
 

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