レンタル彼氏の使い方

「レンタル彼氏」を利用したら驚きの連続だった

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190921-00303528-toyo-soci&p=1

　なかなか面白い、この本、読んでみようかなと思った。
「レンタル彼氏」についての考え方、意見はいろいろあるでしょうが、私がちょっとズレた方向で思いついたのは
　この「レンタル彼氏」業の人たち、結婚相談所で講師というか、指導員として契約したらどうだろうと。

　勿論、結婚相談所に登録するような人でも、年齢相応に恋愛もしてきて、なんからの事情（仕事とか家庭とか）で結婚まで行き着かなかった経験があり、その後、３０を過ぎて周囲の知り合いも、気がつけば全員既婚で、なかなかチャンスもないので、という感じで登録した、まあ、普通（という表現は雑だが）の男女もいるだろうし、そういう同士だったら、条件さえ折り合えば、スムースに交際出来るし、仲人の手を煩わせることもなく、自分で選択も決定も出来るだろう。
　でも…、そうじゃない人…、ぶっちゃけ恋愛経験も交際経験もなく（そういう人が、どうして結婚したいと一足飛びになるのか個人的には理解不能なんだが）それどころか、デートすらしたこともない、なんて人が男女問わずいるようで。
　特に男性はどうしてもデートの際にはエスコートする立場になるので（こういうことをいうと「男女平等じゃないのかあ」と、都合のいい時だけ言い出す輩が必ずいるようだが、そういうヤツは、それ以前に更生が必要）それこそ「電車男」が誰か、飯頼む、したように服装、コース選びから、相手に対する礼儀、気遣いの基本くらいは、最低できないとダメなんだが、その最低の基本が出来てないから、結婚相談所に登録以外無くなる喪男が、お仲人さんたちの頭を悩ませているようです。

　で、お仲人さんというか、今は相談員とかアドバイザーというんでしょうが、圧倒的に女性が多い。で、喪男の多くは、女性の話し、特にアドバイスは聞かない傾向が強い。（そこで、信頼関係を作って、最低でも相手の女性に不快なトラウマを与えない程度の行動まで出来るようなアドバイスを聞き届けさせるのが、仕事、ではあるんだろうかけど。）
　まあ、これは喪男に限らず、男性の多くはどこかで男が女よりエライ、的感覚は無意識にでも持っている人は多い上に、喪は男女問わず、異性に不信感や劣等感があるから、素直にアドバイスをなかなか受けられない。

　じゃ、男同士、特にモテ男のいうことなんか、余計に聴かないだろ、と思うでしょうが。そこらへん、男の上下関係力関係の世界を利用すれば、
「レンタル彼氏なんてやってるような男は、ホストと同じじゃねえか、女に媚売って金貰って」と、ぶつぶつ思いながらも、自分よりはるかにルックスもセンスもコミュ能力も及ばない相手に対しては、逆らえない。

　とりあえず、形だけでも素直に聞くんじゃないかね、解らないけど（無責任）

　仕事だからといってしまえばそれまでだけど、このレンタル彼氏さん、メールでのやりとりや会話の選び方も見事だけど、個人的に一番印象的なのは
「絶叫や目が回る系が苦手な私の乗れそうな、ゆるいアトラクション」をチョイスしてるところ。
　一流大学一流企業勤務とかはウソだろうし、タイムオーバー（サビ残）してまで「リベンジさせて」っていうのも、次の指名狙いなのはミエミエですけど（それを含めて楽しむのも客としてのﾏﾅｰだし）、この相手の苦手を考えてのチョイス、っていうのは、デートや、もっといえば友人同士でも使える、というか、気をつけないといけない必須項目だ。
　必須項目と言いつつ、交際経験の乏しい＋あせってる人は、自分の趣味好みだけを優先しがちで失敗する。

　講師（本業レンタル彼氏）について、擬似デートなんて講習、結婚相談所で主催したら、結構、いい儲けになるかもよ。

　ダメかなあ。