https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5779758
渋谷の街頭で聴衆に訴えた在日3世の女性の記事がある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00010004-bfj-soci
「私は在日3世」。彼女は手を震わせながら、渋谷で聴衆の前に立った。
この社会の空気の中で、この女性が行動を起こすのは、想像もつかないほどの勇気が必要だっただろう。大袈裟ではなく、命の危険を伴いかねない。
この若い女性に対して、もっと言えば、言われない差別ヘイトに晒されている人々に関して、少しでもなにか出来なければ、本当に日本人というのはクズな民族だ。
今、日本社会が在特会化している。
「ゴゴスマ」では、武田邦彦が「日本男子は韓国の女を襲え」と煽動した、いくらトンデモ発言が売りとはいえ、この人は、いやしくも大学教授だ。
また、「週刊ポスト」が「韓国なんて要らない」という見出しをつけて堂々と電車のツ吊り広告を出した。ネトウヨ専用雑誌の「月刊Hanada」や「Will」並みの下劣さを、まがりなりにも大手出版社がやってしまったのだ。
ネットに引篭もってるゴミウヨや、毎週毎週飽きもせずヘイトスピーチをしては、カウンターに叱られているヘイトクズ連中と同列なことを、大マスコミが煽動している。
そもそも、通常、週刊誌やテレビっていうのは、おえらい政治家の悪口言って、大衆の溜飲を下げさせるもんだった(昔、田中角栄が総理だった時、マスコミの取材を受ける父に娘の真紀子さんが「あの人たちはお父さんの悪口ばかり書いてるのに、なんで会うの?」と聞いたら「連中はそれが仕事なんだから」と答えた話がある)のに。今、何だ?
政権批判どころか、アベがアキバで「帰れ、辞めろ」コール浴びてる場面すら映さないじゃねえか。
この構図、なんか、ある時代に似てませんか?
政権が外敵の差別憎悪を煽り、マスコミがそれに煽動し、大衆が無自覚にそれに乗せられる。
戦争中の大本営発表ですよ。
私は在日じゃないし、在日の人も身近にいないから関係ないわ、って思うかも知れない。
でも、ニーメラーの警句を思い出して、入れ替えてみると、この怖さが解る。
「ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。」
私は、在日でも、LGBTでも、生活保護受給者でもないから、何もしないと、最後に何が来るんだろうね?
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