それでも

人間しぶとい


自分しぶとい


なんだかんだと生きている


しっかり食べて、しっかり眠り、


さすが、氷河期をくぐり抜けた子孫の力



今は熱射を生き抜けられるか、


人類の所為なのか、宇宙の性なのか、


いずれにせよ、生死の狭間にいる思い



人生幾ばくか


20代、30代、40代、


そして50代の今、このご時世


世の中、ミラクルが起きそうで起きなそうで、


自分は取り残されそうで、蔓延りそうで



如何に死ぬるか、


如何に生き抜くか、


宇宙の中の刹那な意識


無限に漂い、無限に消える


消えては点いて、点いては消える


生きるも死ぬも、意識次第


意識が薄ければ、生死は過剰に思わない


意識の所為であれこれ悩む



動物たち、魚たち、植物たち、


あんまりジタバタしてない感じ、


ジタバタ、悶々、人間様の特権か


来るべきものは受け入れて


去るべきものは追わない



先ずは受け入れ


良い加減に対応し


良くも悪くも、愚直に過ごす


良くもなく、悪くもない


良いか悪いかは、人の心の有り様



どうにもならない生の摂理


思い悩むより、受け入れ楽しむ


あるやなきやの人生ゲーム


どうせ阿保なら踊らにゃ損損



氷河期を乗り越えた弱虫猿人


強いと言うより、しぶとい人類


謙虚に逞しく


図々しくも軽やかに


あってないよな今この瞬間


有り難い、この刹那


感謝と畏敬の念を胸に秘め