ふいに

いたたまれない


バーチャルライフも精根尽きた


ふとコロナ風の中歩き出す



まるで病院の中を歩いているよう


みんな白化身になっている


それでも、予想以上の往来だ



何をか無心に歩いている


テクテクテクテク歩いてる


そうして自分も歩いている



当てもあるようでないようで


行き着いた先は地元神社


ここも予想以上に人がいる



えっ、不要不急⁈


あっ、自分もか


ルーティンの如くお祈りし


悶々気分も少しは遠のく



現代のように色々無かった時代


無かったなりに楽しんでいた時代


地元だからこそ、昔にエクスカーション



今から想えばたわいも無い遊びや趣味


今だから想えるたわいも無い楽しさ


ネットやVRなど無くても楽しめていた



この感覚はなんだろ


慣れて、飽きて、次から次へと


でも、たぶん、根本は変わらない



競い、GETし、ドキドキハラハラ


気が晴れる事を興じていく


形変われど根本の気の晴らし方は変わらない



神社や地元祭りは最たるもので、


たこ焼き、おみくじ、お賽銭


食べて、呑んで、手を合わせる



気を晴らしに神社に来たのか


行くとこないから神社に行き着いたのか


いつも、そこには、神社がある国



八百万の神々が住まわれる東の果て日の本


神の護衛もコロナに用心されていた