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2019年12月11日20:35

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世の中には立派な人がいる


 昨日のお昼ごろ、庭で  「ドスン」 と何かが落ちる音がしたので見に行ってみると大きな八朔の実が転がっていた。たぶんこれが落ちた音。勿論、八朔の木があって、果実は80個ぐらいはついているように見える。八朔が食べごろになるのは2月ごろなので、まだまだ収穫の段階ではないのだが、こうやって早期に落果したものは割と食べられる。昨日はそれを剥いて食べたが、なかなか美味しかった。理由は微妙に分からないが、柑橘類は食べると元気になる。果物全般に糖分が多いから、というのはそうなのだが、柑橘類の果皮に含まれる独特の香りになにか作用があるのだと思える。
 この香りだが、葉や枝だけでなく、「根」にもあることに最近気が付いた。花壇を整備していると、腐葉土に根を伸ばしてくる八朔の木なのだが、掘り返すとこの根を取り除くことになる。取り除いた根から香りがするので気が付いた。
 子どもの頃は家でミカンを箱買いしていたので、冬になると毎日ミカンを食べたものだが、大人になってみると、箱で買うと多すぎる。かといって小さな袋に入って売っているものは結構値段が高い。他のフルーツと比べればそうでもないのだろうが、ことミカンの値段、と考えると高い気がする。
 昔、三ケ日で生徒を教えていたことがあったので、毎年ミカンが箱で送られてきたことがあった。ミカンってそうやって「タダ」で手に入れるもの、という印象があって、売られていると値段が高いイメージがある。

 タイガーマスク、や伊達直人、という名前で人知れず寄付行為をしている人が結構いて、偉いなと思う。どのような施設でも、本当は現金の寄付、しかも用途を限定しないものが一番助かる、という事情は大体同じなのだが、あえて物品で寄付をすると、貰った「子ども」の立場では分かり易いし、心に温かさを受けることもできるだろう。
 災害の義援金なんかでもそうなのだが、現金こそが一番使い勝手が良い。避難所に物品を送る人もいるのだが、到着した時には大抵その品の不足が解消されていたりする。そんな感じで、現金の寄付、こそが最大で最高の効果を生む、と思える。
 そこにあえて物品で臨み、効果を狙う、という行為にはかなりの発想力が必要。そういう意味で偉い。私にはそういう発想力はないな。
 キリスト教の中での話だが、一食をいつもより質素にして、通常の食費との差額分を寄付にする、という行為がある。これも考えた人が偉い。誰にだって「お金は大事」、自分が稼いできたお金ならなおさらだろう、おいそれと寄付に出せない。だけど、食事を質素にするという行為は、よほど食事に困っている人以外は割と容易にできるものだと感じる。お昼ご飯で500円の定食にするところを、おにぎり1個で我慢してみる。みたいな行為なので、1か月に一回ぐらいならできる人はかなりいるだろう。キリスト教文化圏ではそうやって費用をねん出して、困っている人を助ける、というようなことをやっている。
 日本人は大部分が土着の神道の信者(自分では気が付いていない人が大半)なので、宗教的なもので寄付をするルートというのが多分ない。お寺に寄付をするとお寺が立派になるだけのように感じる。市役所なんかでも寄付は随時受け付けているのだが、寄付したお金は本当に困っている人にわたるの? という疑問は湧く。「福祉に使って下さい」と限定しても、臨時職員を雇って人件費で使われるとなんか気分は良くない。車いすを購入したり、なんかもあるんだけどね。自分がお金を出しても使い道がはっきりしないのは微妙に感触が悪いのは事実である。

 自分が立派になりたい、とか大仰なことは思わないが、こんな話を読んでみて、小さくても社会の役に立つことは自分にできる範囲で考えるきっかけにしたい。

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伊達直人の名で寄付 素性公表
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5897991

 静岡県磐田市に2011年から毎年、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人と仲間たち」と名乗って図書カードを贈り続けた男性が10日、市役所で渡部修市長と面会し、名前や顔を公表した。男性は同市前野の龍の子幼稚園長、座光寺明さん(61)。座光寺さんは「1冊の本ならたくさんの人に読んでもらえる」と図書カードを選んだ理由を語った。

 座光寺さんは11年1月に伊達直人名で同市に5万円分の図書カードを初めて贈り、2回目から職場の「仲間たち」が加わった。今年11月に贈った12万円分の図書カードが通算10回目の寄付となり、金額は計102万円となった。今回の手紙には寄付を一旦休止することが記されていた。

 手紙を読んだ渡部市長が「感謝の気持ちを会って伝えたい」と報道を通じて面会を呼びかけていた。10年のクリスマスに、前橋市の児童相談所にランドセル10個を伊達直人の名で贈り、「タイガーマスク運動」の先駆けとなった同市の社会活動家、河村正剛さん(46)も同席した。

 座光寺さんは「市長が会いたいという報道に接し、心の底からうれしかった。名乗り出るか悩んでいた時、河村さんが3年前に名乗り出た時の記事を読み、自分たちの思いが多くの人に伝わるならと決断した」と素性を明かした理由を語った。

 河村さんは幼少時に母と死別、ランドセルが買えず手提げ袋で小学校に通った。「自分のような経験をさせたくない」とランドセルを施設に贈ることを始めた。河村さんは「タイガーマスク運動が落ち着き、運動をもっと大きく広げるには、僕が名乗り出て、行政の支援制度をつくりたいと思った」と話した。【福沢光一
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