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2019年09月24日01:07

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120年周期の太陽活動

 近年太陽黒点数が激減していて、その影響が気候に顕著に表れているのではないか?
 という議論のある中で、面白い視点でまとめられているブログを見つけた。

https://mogura-no-mogu.blog.so-net.ne.jp/2017-11-21

 ここで示されているのは、120年周期で太陽活動が変化している、という説である。どうも120年周期、という話は大分古くからあるようなのだが、このブログでは東北地方の主にコメの収穫と対比させて、見事に歴史を一致させている点で面白い。
 この説が正しく、歴史が繰り返されるならば、2022年から2028年までは天候不順が続き、6年間は冷夏、間に1年猛暑を挟んだ気候、ということになる。そんなにズバリ当たるとも思えないが、そうなる可能性がある、と思って行動すると危機管理的に吉となる可能性もある。
 私の日記を農業関係者が読んでくれているとは到底思えないが、冷夏が予想されるならあらかじめ冷害に強い品種の割合を増やしておく、という方法はある。現代では様々な品種改良が進んでいて、熱帯の作物であるコメを北海道でさえ栽培できるようにしてあるのだから、品種の作付け割合を工夫するとリスク管理はし易い。
 江戸時代の「天明の飢饉」は1782年から1788年まで続いたらしい。
 この120年後、明治時代に入って、1902年から1908年が凶作期で、すこし古いドラマだが「おしん」はこの時の農業の不良で娘が売られていくというパターンの話。
 江戸時代に何度かあった大飢饉が、120年後の世界で再現されている、という話はものすごく説得力のある事実である。そして、その周期を太陽黒点数でなぞると、太陽活動の低迷時期と飢饉の期間が一致するのであるから、地球に与える影響が、太陽活動を基に考えると分かり易い、という説にはすばらしい説得力がある。

 尤も、過去の話がそうだったから未来もそうなる、というほど簡単であれば人は苦労はしないだろう。本当に天候不順があって、農作物の収穫に影響が出るのかどうかはその時になってみないと分からない。
 太陽活動はこのまま低迷期をずっと続けて、本来の活動に戻るのが何十年も先、という可能性がないわけではない。いつも同じ周期で活動が変化する、というのであれば平安時代の温暖期など説明ができない。太陽黒点は1612年ごろからの観測記録しかないのでそれ以上さかのぼった時代の情報は「ない」と言っても良い。しかし、ハレー彗星の例が良い例なのだが、中国での観測記録がものすごく古い時代からあって、76年周期の彗星が何度も現れていた、ということが後から明確に判明した事実もある。
 もしかすると、エジプト文明の時代などにも黒点の存在が知られていて、観測の事実があったのだとするなら、有意義なデータが発掘できるだろう。そして、その可能性がまるでない、とは言い切れない。古来、太陽の活動こそが農業との密接な関係にあったからこそ、ピラミッドが作られたわけだし、そうした人間の活動はどの文明にもあった。ヨーロッパの中世の時代にいろいろなことが忘れさられてていたのだが、ルネサンスがそうした忘れ去られていた物事を少しずつ思い出させるきっかけになった。エジプトやメソポタミア、中国や南米の文明などで何かしら出てくる可能性は今後もあるだろう。
 また、ナイル以南の地域には何故か何もない未開のイメージがあるのだが、これもヨーロッパの歴史で作られた「創作物」でしかない、アフリカやインドにも高度な文明が作られているのだから、古き歴史を丁寧に拾っていく努力は必要だろう。
 戦争などで遺跡を壊していく行為は本当におろかだと思う。目先の利益ではなく、広い視点で利益を生み出す、あるいは見つけて利用するという行為が求められる時代だろう。

 台風17号の影響はこちらでは少なかったが、沖縄・九州ではかなり被害が出た。一日も早い復旧が求められる。台風の被害は局地的で、自分が住んでいない地域のことはあまりわからなかったりするのだが、天災は来るものだし、これからも続く。包括的な枠組みで素早い復旧がなされ、被害の補償が行われる行政手腕が求められるところだろう。そう遠くない時期に衆議院の総選挙が行われるのだから、個人のレベルだけではなく、市町村・都道府県のレベルでも政治に対する働きかけを行って欲しいものだと思う。

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■台風17号、九州中心に56人けが 一時14万戸が停電
(朝日新聞デジタル - 09月23日 20:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5799233

 大型の台風17号は23日に日本海で温帯低気圧に変わったが、暴風域に入った九州北部を中心に大きな被害が出た。総務省消防庁のまとめでは九州を中心に56人がけがをした。風で電線が切れるなどした影響で、九州電力によると、一時約14万8千戸が停電。長崎県では最大で約7万7千戸が停電したが、九電は23日午後10時にすべての復旧作業を終えたと発表した。

 一方、宮崎県延岡市で鉄塔が倒れた22日の突風について、気象庁の現地調査の結果、宮崎地方気象台は23日、台風の影響による竜巻と認められると発表した。

 台風17号は、長崎県大村市で39・1メートル、福岡市博多区で34・0メートルとなるなど、九州5県の計8地点で最大瞬間風速が観測史上1位を記録。福岡管区気象台によると、台風が陸地近くを通り、より強い風が吹くとされる進行方向の東側だったことが暴風の要因とみられるという。
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