フェイスブック投稿から

１９９５年、日本にオウム真理教事件。検証は難しいが、それをきっかけにグループやグループ活動を嫌う日本人が増えたかもしれない。当時の僕は福祉キャンプしていたが、それとオウムの生活が共通していることに気が付き、イヤになったし、そのキャンプもその少し後になぜか潰れていた。そして、何故か、集団的な自民党の橋本派が嫌われ、個人行動の得意な小泉さんが伸び、数年後には首相になった。
　確かに、明治以来の日本人の集団主義を麻原は徹底的に利用したからね。そこで明治以来の汚い面が出たとしてもおかしくない。オウム真理教を見つめることは、第二次世界大戦や高度経済成長以上に、明治以降の日本を見つめることになるかもしれない。
　人間は一人一人違う以上、集団主義では、福祉も教育も成立しません。
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確かにオウム事件までは、右翼・左翼・保守、多くの会社、宗教関係、福祉や学校関係と集団主義的だったはず。それまでに早く挫折したとは言え、身障運動もそうだった。「私」ではなく、「我々」とか会名を主語とした話や文も多かった。過去を見ると、高度経済成長前や日中戦争前からそうだった。明治にまでたどり着きそう。でも、はるか昔の万葉集では、明確に個を多くが述べており、日本人の性格ではないことが判る。江戸時代はどうだったのか。明治に役人たちからその歴史を悪く改ざんされていたから、江戸時代を引き合いには僕はできないが。ただし、明治時代、軍隊育成と、これも集団性を要する当時の工場育成により、集団主義化したことは考えられる。戦後も続き、洗脳みたいにもなっていたため、身障運動までが集団化した。集団が性格的に合わない人たちは芸術家や作家になるか、映画の寅さんみたいに放浪するしかなかった。でも、本音は息苦しさを集団主義に多くが感じていた。それゆえに、寅さん映画に人気が出たのだろう。