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2022年05月09日11:32

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介護報告書と個性

  年度末の2月に障碍者支援法や介護保険に基づき、各介護会社から区や市町村の福祉課に一人一人の介護報告書が送られるが、起床・洗面・着替え・食事など、個人の介護状況を非常に細かく記載している。まさに個人情報。例えば、同じ障碍名の脳性まひの人たちにしても、介護の方法は一人一人違うわけである。さらには、食べ物の好き嫌いも。僕は要介護身障者だが、僕の介護方法は他の身障者には当てはまらないし、他の身障者の介護方法は僕には当てはまらない。今の介護は昔に比べてよくできていると思う。また、在宅の訪問介護はもちろん、今は施設も個室が完備しているから、介護士たちも要介護者に対して、一人一人に違った対応ができるが、昔の施設みたいに介護士が同時に何人もの要介護者に対応したら、非常に大変だと察せられる。人間ができる事ではないだろう。

  他の身障者の要領で介護されたら不便だし、自分の人格が無視されたような気がして、不快になる。怒る要介護者も多い。介護に限らず、他の身障者と同じに扱われて、僕もかなり昔に嫌な気持ちになったことがある。特に、「身障者A氏は絵を描いているから、あなたも描きなさい」みたいに、行動まで同じにみる発言には非常に怒りを感じた。同様に言われた身障の人も多い。何分、健全者から見て、身障者は顔まで同じに見えるから、つい言ってしまうと聞いたことがある。ちょうど、我々日本人がアメリカ人やロシア人、アイヌなどを一からげに見てしまうように。これは差別というものの一種である。(今回は述べる事ではないが、身障者もグループを組むと「我々は絵を描くから、お前も描け」みたいなことを言い合い、狂う傾向がある。身障者自身も自らを同一視。何だろうと。訳がわからない...)

  とにかく、個性は大事です。
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