現代の日本とヨーロッパの状況

神や仏による結びが消える、又は、隠れて、暫定的にお金、行政役所、セックス、上べだけの優しさ、労働や社会活動、好きなスポーツ団体や選手への応援、酒などがつないでいるわけである。日本では禁止されているが、麻薬の回し飲みもそれに入ると思う。１９４５年までは、それに愛国心みたいなものも加わっていたかもしれない。結びを求めて人々は試行錯誤。それを利用したのが麻原ですね。


　　でも、以上の全ては上べだけ。本当は寂しいわけです。又、お金に求めるから資本主義の持つ矛盾はひどくなり、貧富の差が。それを是正するため、行政に貧しくなった人たちや高齢者、障碍者はどうしても求めるから、また、行政にたかる業者も多く、その為、行政の赤字は増えている。セックスや結婚に癒しを求めてすれ違い、もっと寂しくなり、離婚する例も多い。

　　日本とヨーロッパは以上ですが、違う面も。ヨーロッパは十字軍戦争の時からゆっくりとそうなったのに対して、日本は江戸時代末の「黒船」から急にそうなった。スピードが速いです。又、ヨーロッパは彼らの意思でそうなったに対し、日本は「黒船」で他動的にそうされた。

　　以上の両者の微妙な違いが今後の展開にどのように影響するのか。因みに、アメリカは移民の国だし、ロシアはロシアで独特な歴史がある。中国も。それらの国々の事は今日は述べられないわけです。

　　日本人も、ヨーロッパ人も「つなぎ」を本当は求めている点は同じですが。寂しい状況から脱したい。お金やセックスでは余りにも寂しすぎるよね。