先の続き

　とは言え、身障者で「教会はいい」と言っている人たちの声も聞いた事がある。彼らは１９８０年前後の身障運動家同士のケンカを経験したり、その事をよく聞いた人たちである。他の社会に行く事もないし。彼らの気持ちも判る。とは言え、親が金持ちの例に限られている。恐らく、ケンカがひどかったため、他の身障者の事は思いやれなくなっている事だろう。
　　無論、「いい」も、ケンカばかりだった身障運動の世界よりもいい、という意味であるが。中には、昔のケンカにこだわる余り、今の目の前にある教会問題の矛盾に気が付かない例もあろうが。僕が見た限りでは、教会問題の問題の方が身障運動やボランティア関係よりも大きいわけだが。本来ならば、より大きい問題の世界にむしろ僕も行くべきだったかもしれないが、身障の自分立場が生かされない気もして、退いた。もっとも、その後に発覚した牧師レイプ問題では、どのような人たちも自分の立場は生かされないだろう。強いて言えば、弁護士とかその他の法律関係者が立場が生かされるかな、とも思う。その教派は改革するよりも、潰さないといけない所でしたね。退いて当然。