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2020年09月18日11:31

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日本で権力によって歪められた病気2つ

一つは、明治後半から今もくすぶり続けているハンセン氏病である。その病原菌は結核菌に近いものであり、しかも、感染力は結核よりもはるかに弱い事が非常に早くから確認されていた。顔などが普通の人たちに比べて変わっているため、日本でも古くから嫌われれていたが、恐れられた事は元々なかった。それが明治後半から、「ハンセン氏病患者たちが世間にいるのは、文明国らしくない」という理由で、当時の天皇の名の元に強力な隔離政策と、「うつる恐い病気」という政府宣伝を徹底的に行ない、多くの国民は頭ごなしに宣伝を信じ込み、うつると思ってしまったわけである。それは2000年ごろになっても続いたらしく、元患者たちが旅館に宿泊する事を拒否される事件まで起きている。1985年、ハンセン氏病差別にも詳しい一牧師から「戦前政府により、日本国民のほとんどは、ハンセン氏病への恐怖感を植え付けられた。ナチスの対ユダヤ人政策もそうだったが、権力者たちは恐怖によって人民を支配し、自分たちに都合の悪い者も恐怖によって排除する。又、その恐怖に対して従順な人たちは権力者にも従順である事を示している。ハンセン氏病を恐れたり、感染性を気にする、同情する人たちもそうである。我々はそうなってはいけない」と聞いたのを覚えています。その通りだと思います。


  もう一つは、今のコロナ。どうもマスコミ、特に民放TVが感染の恐怖を煽っているように思えます。無意識的かもしれませんが。コロナも本当は「科学的に理解」すれば良いわけです。それ以上の報道は必要です。特に、「今日は何人患者が出ました」の報道は止めてもらいたい。何の意味もありません。同様に感染力の強いインフルエンザでこのような報道がなされたでしょうか。コロナの事を得意がって言う医者たちも民放TVに出てくる。同じ話を繰り返しているみたいです。民放TVを真に受けたら、コロナを必要以上に怖がる・嫌悪して、その結果、その患者も恐がる・嫌悪する、つまり、差別するようになるわけです。更には、コロナが回復した人とか、医者やナース、その家族までもが差別。おかしいわけです。

  以上から判る事は、戦後のマスコミは知らない内に、権力者になっていた事ですね。そして、主旨は違いますが、戦前政府が対ハンセン氏病患者たちにした事と、同じ事を対コロナ患者や関係者たちにしている事です。国民からすれば、無意識的にマスコミに魂を預けている事になります。これこそが「恐怖の正体」。マスコミは今は政府や資本家以上の権力者になっているようです。コロナ以前は、オリンピックの事を重点的に報道していた。元々日本国民は今回の東京オリンピックは反対や無関心の人が多かったから、情報操作して盛り上げようとしたのでしょうか。肝心の福祉や経済の構造改革論議はせずに。おかしかったと思います。

  とにかく、政府権力にしろ、マスコミにしろ、「魂を預ける」事はもうやめましょう。自分の真実の目で見ていきましょう。


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