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2020年09月08日16:36

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資本主義思想の根と、今後の日本

 「神は人を生まれつき選ぶ」という、カルヴァンの思想の流れのプロテスタント改革派である。その信徒たちは「我々は神に選ばれた義人。自分たちに反する者は悪魔」という事を信じている。聖書との絡みについてはここでは述べないが、超個人主義で、ごうまん・独善である事は判るだろう。そのような事を信じていると、自分が神様みたいにも思えてくるだろう。そのような人たちが特にオランダなどで商売とか、工場資本家になり、次第に資本主義を形成し、国を越えて、英国国教会のイギリスとか、カトリック圏のフランスやベルギー、やや遅れて、ルター派圏のドイツなどにも広まり、アメリカや明治の日本にも広まったわけである。北朝鮮を別にすれば、今はほぼ世界中に広まっていると見て間違いない。ならば、そのカルヴァン思想も世界中に広まったのではないかと僕は推察している。例え神を信じない人たちでも、超個人主義・ごうまん・独善みたいな人たちは世界的に多いわけだから。連帯とか利他どころではなくなる。日本も明治以降は次第にそうなった。夏目漱石が憂慮した日本の西洋化もまさにその事だし。本来の意味の西洋とは意味が違うわけである。
 そして、資本主義の矛盾を解消させるために「法律」も発達。これも大切な事である。
 また、経済成長を目的とする資本主義は人口増加を大前提に成り立つものである。ところが、1990年から日本ではそれが頭打ちだし、ヨーロッパも同じである。その面から資本主義は日本とヨーロッパではすでに行き詰まっているし、中国やインドでもそうなりつつある。中国とインドもそうなれば、世界的に資本主義はもう終わりである。そこにコロナが重なり、今は世界的な経済危機にもなっているわけである。
今後は、世界的に本当に社会が激変するのは間違いない。特に、日本は近く総理大臣が変わる。総理大臣が変わると、誰がなっても、政策のリズムが変わる。その時に激変期だと、必ず矛盾がたくさん出る。しかも、世間や役人、政治家、マスコミの目は今までコロナに向いていたが、本当は経済(福祉・医療含めた)の方に大きな問題がいくつもあるわけだ。福祉含めた、経済矛盾がこれからたくさん必ず出てくる。また、「法律」も土台の資本主義が揺らげば、どうなるのかと。一時的かも知れないが、本当に大変な事になりそうである。我々は、その信徒以外でも、無意識的に超個人主義を経済構造を通して受け入れているようだが、人間は本来は一人では生きられず、他人や動植物と深く連帯しなければ生きられないものである。ならば、「連帯愛と利他」に生きようではないか。
もう一つ。付録だが、「連帯愛と利他」の社会では、憲法は変わらないかもしれないが、政治は大きく変わるはず。非常に簡素化されると見ている。政治も、経済・社会構造の上に成り立つものだから...。

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