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2019年12月12日11:46

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「戦後日本の女性問題と福祉」を書いて

40年ぶりとは言え、薬科大学を卒業された一女性の状況と悲鳴が書けて良かったです。これで、その人と友人的なものが一つだけできたと思います。友人になる事=関わり合う事だと今の僕は解釈しているから。例えば、お酒を一緒に飲み、雑談しても、「上べだけ仲が良い」みたいになり、友人とは呼べないでしょう。一緒に何かをしても同じです。


  その人は、数十人はいた当時の福祉会のメンバーの中で、弁護士志望の法学部の一学生にしか惨状を話さなかった。そうでしょう。楽しかった学生時代から、地獄みたいな生活になったから、後ろめたさもあり、話しやすい弁護士的な人に対してしか話せませんよね。

  何もその会員で厳しい状況に卒業後は置かれた女性はその人だけでもありません。プライバシーにも触れるし、僕からは述べられませんが、大変な例も色々とあります。中には、体を壊して重い病気になった女性とかも。

  その後は男女雇用機会均等法が施行されましたが、むしろ、女性間の格差は広まっている。以上よりも悲惨な状態の女性も日本には非常に増えました。法整備は極めて大切ですが、それだけでもないでしょう。又、シングルママへの経済援助は大切ですが、それだけでもないでしょう。夫婦や恋人間だけでなく、全ての男女の意思疎通・心の通じ合いが根本問題だからです。その夫婦や恋人間の意思疎通・心の通じ合いもできない人たちが非常に多い。シングルママも増えるわけですよ。

  以上の薬大卒の話は1979年に聞きましたが、1977年には別の所でこんな話を聞きました。世田谷の身障会のサポーターもされていたウーマン・リヴの活動家の発言です。

  「男たちの作った資本主義社会に、我々女性たちも飲み込まれないように頑張らなければならない」。

  「頑張る」とは、婦人解放運動の他、資本主義社会に「ノー」と言っていく事らしかったわけですが、当時はすでにそうなりかけていた女性たちの状況にその人は非常に強い危機感を持っていました。当時僕の接したどの女性たちよりも張り詰めたものが見られた。その通りに日本は次第になっていった。その人との付き合いはできませんでしたが、今の日本の女性たちの置かれた状況を見て、どのように思っているでしょうか。又、「男女の意思疎通・心の通じ合い」の件はどう思っていたでしょうか。その後、気が付いたでしょうか...。

  とにかく、男女の件は全人類の根本問題ですね。

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