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2019年11月14日12:00

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共感と愛

  この二つを混同している人は世界的に非常に多いようである。特に、結婚関係で。「相手の優しさ・素晴らしさを好きになりましたから、結婚します」という芸能人のインタビューもよく聞く。「好き」とは、共感の意味に非常に近い。芸能人に限らず、そのような結婚や恋愛も僕は色々見てきた。巷にもあふれている。共感=愛と思い込み。僕も若い時はその見分けは付かなかったし、最近までそうだったかもしれない。80年代に行った教会関係の人たちも同じだったし、他の教派のクリスチャンたちもそうだった。でも、実際は「違う」わけである。又、共感婚みたいなものは離婚が非常に多い。芸能界の共感婚は百%近くが数年後には「離婚会見」になっているし、僕の縁者でも多い。当たり前かもしれない。


  「共感」なるものは相手の優れた面を見て、感動し、好きになる事ではないのか。そのように定義できるかもしれない。特に、自分にはないものを。従って、どうしても相手を「見上げる」形になる。相手を対等な人として見られないわけだ。相手にしてみれば、パートナーの視線が来ず、寂しさも常に感じる事も判る。結婚しても、夫婦が長くなればなるほど、「寂しさ」も強くなり、耐え切れなくなる。又、「相互共感夫婦」は互いに相手の上に視線をやるようなものだから、もっと寂しい。それと、更に大事な事として、人間にはどうにもならない心の弱みも必ずあるのに、「優れた面しか見られない」のならば、夫婦でも上べだけの付き合いしかできず、本当にどうにもならなくなる。

  これに対し、愛は相手の弱い面など、どうにもならない所も包み込むものである。「同じ人間」という意識も強いから、相手を対等に見るし、それにつられるように、相手も対等に見る事も非常に多い。夫婦や恋人間は勿論、友人関係でもそのような付き合いを持てる人たちは非常に幸せである。ならば、共感なるものは人を幸せにはしないのかもしれない。

  更に愛。その源は「自分」かも知れない。相手を少しだけ見て、自分の心の奥底から相手への愛・思慕が泉のようにこんこんと湧いてくる。恐らくは、遺伝子が相手に共鳴し、相手の優れた面・弱く、どうにもならない面も、自分のそのような面も分かち合いたいという想いが自然に出てくる。これが真の愛だと今の僕は断定している。間違いないと。本当にそのような関係ならば、非常に幸せになるし、縄文時代や原始時代にあったらしい「助け合い」もこのようなものだったと推察できるのだ。

  無論、「心の奥底から」は非常に地味な事でもあるから、気が付かず、親友縁とか、真の恋人・夫婦縁を逃す例も多いはずだ。僕も実際は今まで何回もそのチャンスを逃したと思う。自分が「心の中に愛がこんこんと」湧き出た事もあれば、女性たち側からもそうされて、互いに気が付かなかった事とか。愛=共感という誤解が原因していたし、多くの人たちについても言えるかもしれない。愛がなく、経巻という上べだけのものから結婚して不幸になったり。

  ところで、歴史を見ると、共感は非常に厄介な面がある。最たるものは戦争。戦争の時にはどの国も、そのマスコミも、自国への共感を煽り、戦意を向上させるから。日本でも日清戦争以降はそうだったし、ナチスが共感を利用したのは有名だから。オウム真理教もそうしたし。

  戦後のマスコミの共感体質も変わっていない。80年代、身障の画家の星野富弘氏への報道。報道は良かったが、共感を煽るものだったため、当時の僕は変に感じた。その後の乙武氏への報道は更にそう。手足がないだけで同じ人間なのに、共感を。世間も共感した。その場合、非常に疲れるわけである。僕も島田療育園に訪問した時はそのような共感を周囲からされて、得体の知れない壁を感じて疲れたから。マスコミ絡みの乙武氏はその比ではなかっただろう。かと言って、差別とも性質が違うから、怒るわけにもいかない。心が疲れた果てに、若い女に慰めを求める結果になったかもしれない。共感を煽るのも無責任である。今年の天皇関係の報道にも同様なものを感じる。天皇は憲法第一条にあるように「日本国の象徴」。それだけであり、これにも共感は必要なのかと。戦前の天皇報道は更に共感を煽り、あのようになったわけだし。

  ボランティア関係も。世間から「ボランティアして偉い」と共感されて、世間から断絶感を持った例も僕は見ている。本当に断絶だし、そのように言うならば、自分もボランティアすればいいのにとも思う。そのボランティア同士も互いにそのように思い合い、疎遠になり、潰れたボランティア会もあったようである。

  共感よりも愛が大切にしろ、その区別は難しいわけである。




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