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2019年10月14日14:23

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大昔の楽園伝説と、未来の地上天国

旧約聖書の「エデンの園」、シュメール神話、インド・ヨーロッパ・中国・朝鮮半島・日本・アメリカ原住民と、「大昔に楽園があった」という神話は世界各地にある。恐らくは、日本の縄文時代に見られた深い助け合い社会の事が世界各地にあり、その後は社会の階層化が進み、助け合いは限られたものになったとは言え、古老から子孫にそのような歴史も代々語り継がれ、神話的な性格も帯び、神話として定着したのだろう。でも、人々のかなりはそのような愛の社会の再現を望んだ。とは言え、近年まで遺伝子力は発見されなかったため、中東やヨーロッパでは信仰・神の力・宗教修行や戒律に愛の力を再現させる事をもとめ、仏教でも修行や阿弥陀=生命力にそれを求め、孔子などは学問にそれを求めたとも言える。確かに、正しい信仰心とか修行などは遺伝子力が高まる事も科学的に今は証明されているようだし、そのようなものは経験科学的な面もあるとされている。


  19世紀のマルクスも、ユダヤ系クリスチャンとして、「原始共産社会」の伝承を受け継いだ。その後は封建制度が発達し、それがまず愛の社会を崩した元凶と考えて、その封建制度は当時のヨーロッパで勢いが強かった資本家と労働者の労働行為、貨幣の力で打ち倒されつつあると見たわけだ。本当にそのような面もあった。封建領主に代わり、資本家が労働者を支配・搾取している事にも注目し、やがては資本主義経済が発展して、労働者がリストラされ、労働者たちが団結し、資本家を倒し、共産社会=地上天国が実現すると見た。その根拠を経済や貨幣に。諸宗教の神の力に相当するものが経済にはあり、それが地上天国に導くと見たわけである。人々の連帯の根拠も労働に置いた。確かに、当時は遺伝子科学もなかったし、本当に経済の発展が封建制を打ち倒していたから、そうなると。でも、その発想ならば、労働者たちが資本家たちを殺害して、地上天国を作る事になる。また、当時は余り注目されていなかった障碍者問題は解決が難しいし、世界各地にある被差別民や異民族差別の問題も同様である。その後は諸々の権力者にその思想を利用されたり、誤解もされたが、19世紀の科学の状況を考えると当時としてはそれが限界だったわけであり、マルクス自体の批判は誰にもできないと僕は見ている。

  さて、今後、災害の多発などの助け合いなどが世界中で起き、本当にそこから人類の遺伝子力も強まり、全人類の連帯などもできるならば、諸宗教が求めた「地上天国の再現」も遺伝子力で達成する事になると言える。また、資本家と労働者も同じ遺伝子を持つわけだから、殺し合う事もない。更には、観念や思想レベルでもない。思想は価値があるにしろ、それだけでも共生は難しいのかもしれない。いずれにしろ、もう少し様子を見たいと思う。僕は予想屋ではないし、余り先走った事を述べるのも本意ではないから。今回、台風19号は東日本に大きな被害を残したし、これからは毎年、多くの国で暴風災害が増えていくだろうが、そこから助け合い文化も起きれば良いと僕は希望するし、又、最新の遺伝子科学を下敷きに考えると、そのようになる可能性がかなり高いわけである。更に言うと、遺伝子力が多くの人間に働き合えば、望む人は結婚も容易にでき、離婚も非常に少ない社会になる。勿論、親子関係も良好になり、心愛ちゃんが殺されたような事件も起きなくなる。他人・異性の人の気持ちも容易に察し合う事が出来るから、レイプや暴力も非常に減る。度々話している脳の器質性障碍を持つX君みたいな者も、他人の心を察するから、暴力を奮ったり、異性の体をさわる事も非常に減る。X君みたいな人たちとも共生できるわけである。(「遺伝子力の活性化する社会では、他人への気持ち察しも強まる状態が容易に想像できるが、ならば、僕が一時行き、その後、二人のレイプ牧師を出したキリスト教派は、何かの理由で特に信徒たちの遺伝子力が衰退していたと言わざるを得ない。聖書の神は「全人類共通の神」なのに、その教派は自分の教派だけの、又は、自分だけの神様を勝手に作り、イエス・キリストの名を借りて、拝んでいたと言わざるを得ません。実際、その教派の矛盾に悩む若い伝道師から、そのような指摘のお手紙も頂きました。彼はその後は牧師になりましたが、レイプ事件が発覚する前に若くして病死していた事をインターネットで知りました。天国でどのような想いで事件を知ったのでしょうか。その件については、小説化の予定などはないし、書く事は不可能でしょうが、島田療育園の件以上に心痛めた問題です。だから、事あるごとに思い出すわけです。)

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