島田療育園が最も暗かった時期

１９８２、３年だったと聞いている。例の身障ミニコミ会の一サポーターから聞いた事ですが。その頃は、「園生たちは外出も、面会もできず、ボランティアも関われなくなった」。僕が去ってからの４年間に急速に悪くなったとか。８０年には、女性身障園生が職員に「お仕置き」されています。ただし、僕と親しかった野口栄一君とＭ氏は、８１年に退園しました。紛争を起こしていたＫ氏は、故郷の新潟県に福祉の受け皿がなく、そこにいて、紛争を続けていました。


　　以上の状況ゆえに、その身障ミニコミ会の人達は８３年の小雪が舞う時期に、抗議運動したわけです。その春に、国会で八代英太議員が島田療育園を取り上げ、批判し、視察も行ないました。それが底のピーク。後は法律が適用され、改善されたわけです。

　　８２年ごろの職員たちの様子は僕も知りません。７８年に比べて、メンバーも変わったわけです。病死した園児の死体に水を掛ける事件も起きた。暗い状況になり、職員たちのかなりも投げやりの気持になっていたのかもしれません。

　　以上は僕が去った後の事です。