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2019年07月16日14:07

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昔の東京VYSの旧友たちにあてたもの

我々歴代東京VYSの人たちは、その基本理念にある「cominity organizer」という英語を根本的に誤訳・誤解していたようである。我々は先代からその意味は「活動場で見た事を世間に伝える人」だと解釈してきた。だから、高島平団地を振り出しに、色々な場に行き、その様子を世間に伝えてきた。全生園に行ったのも、そのような目的があったらしい。
  ところが、この英語を調べて、考えた所、以上のような意味はない。コミニティ=共同体。オーガナイザー=組織する人・作る人。つまり、「共同体を作る人」という意味である。VYS会員は自分の属する地域や学校、職場で、社会を作る人になりなさい。町作りなどの中核になりなさい、という意味だったのだ。それが元々の社会変革の意味らしい。
  そして、社会作りの過程で、ボランティアや福祉職の人たちも増やしていく。
  我々のほとんどは英語ができなかった。以上の言葉も判らなかった。判らないまま、強引にそれを実践しようとしたから、活動場で見た事を世間に伝えるという意味にすり替えられ、そうしていったが、どうしても断片的な話し方になり、誤解もされ、無視もされ、次第に行き詰まっていった。それが本当の姿だった。確かに、ハンセン氏病問題は勿論、子供会の様子も断片的にしか伝えようがなかったからね。
  英語の問題の他、東京特有の近隣関係の薄さの事も誤解の一因にありそうだが。
  確かに「見たものを伝える」はマスコミの仕事であり、ボランティア関係の守備範囲外でもある。伝える事はそう簡単にはできない。本来は厳しい仕事である。素人がそのような事をする事は、ミニコミ活動に当たるかもしれないが、それも難しく、次々と潰れていった。
  とにかく、誤訳は厄介である。
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