旧友たちにあてたメール

　昨日のブログから。　僕が８０年代に行った教派の事がようやく見えてきたようだ。そこだけでなく、世界中のキリスト教と仏教に通じる極めて大きな事があったと。僕はその教派で神を感じなかったが、本当にそうだったようだ。希望の事に構成員全部が気が付かないため、未来に心向かず、結果的に神の光も拒否していたと。ニーチェの神の死説ではなく、構成員がおかしかったわけだ。というより、文明がおかしいんだね。
　　その教派には「セックスしか結ぶものはない」と言っていた身障男性もいたが、理由も以上の通りだったね。
　　一方、その教派で知り合い、後に修道女になり、エルサレムに行かれた方がいるが、その人の孤児院出身の女性親友が自殺。ショックだったと。「自殺には何か原因があるに違いない。煉獄には行くが、反省すれば、その人は神様がきっと天国に行かしてくれる」と僕も返事したと。その人の手紙では、「（日本の）カトリックは今は自殺が多く、暗い」と報告があり、印象に残っている。日本のカトリックの状況も、僕の行った所と同じだと思う。但し、現れ方が違うだけで。希望を持てないと、人間はこうなると。他にも様々な現れ方があると思う。僕も想いも付かない現れ方が。
　　その他、最近の川崎市の児童殺傷の容疑者も、希望が持てない状態になっていた訳だし。心愛ちゃんの父親とか。
　　僕の行った教派の神学生の一人が、「フィリピンの教会は希望にあふれている」と報告してきた。その人は気が付かなかったが、まさに日本の教会の状況の答えを得ていたんだな。そのフィリピンも今は経済発展し、日本に似てきた。ゴミ公害がひどいし、政治も右翼的な人が大統領になるなど、希望を失っている。教会も同じだと。経済発展自体は悪くないが、そればかりだとねえ。今、その元神学生がフィリピン行っても、どうだろうね。
　　希望は大事だし,希望のない愛や友情も成立しませんよ。甘えみたいにもなってしまう。希望を持ちましょう。