mixiユーザー(id:17922359)

2019年05月27日16:24

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障碍や病が人を結ぶという考え方は・旧友たちへのメール

  19世紀以降の唯物論の流れだね。それで説明が十分に付く。恐らくは生前の遠藤周作氏もその影響を受けていたし、例のモデルの神谷恵美子も当然そうだと。日本的な信仰を問いかけた「沈黙」とは性質も違うし、むしろ、現代人は今日述べた事の方が切実だと思う。お金が人を結ぶとか、セックスが人を結ぶという考え方にも通じてくるわけだし。
  日本で唯物論への疑問が公に出てきたのは、2010年代になってからだと思う。遠藤周作氏が生きていたら、当然、作風も変わったと見ているが。
  それと、青い芝の会というかなり古い脳性まひ団体がある。僕が光明学校を卒業したころはすでに「脳性まひを通した結び」という考え方になり、他の身障者や健全者たちにも排他的でもあり、かなりの脳性まひ者から「それはおかしい」と批判も出ていたし、僕もその考え方には元々否定的だったから、会員にはならなかったが、その思想的な土台は浄土真宗と聞いている。ならば、会ができた時はそのような考え方ではなかった気がする。浄土真宗と矛盾もしてくるから。あくまでも、阿弥陀を通した結びつきであり、貴賤は問わない事になっている。当然、障碍へのこだわりも否定されるから。恐らくは、当初は柔軟な思想だったのが、世間の唯物思想に染まり、次第に硬直した考え方になっていったと。そんな気がするわけです。

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