フェイスブックで知り合う人たちによくラインに誘われる。ラインとは、日本で生まれたSNSである。以前、僕も登録しようとした。そうしたら、パソコンのアドレスの他、「携帯電話の番号」も必須。携帯電話は僕は持っていない。脳性まひ特有の言語障碍があり、それで通話は不可能である事だからだ。諸々の写真は、ヘルパーさんの持っている携帯電話で撮ってもらって、それを僕のパソコンに送信してもらう方式である。手の障害もあるため、携帯電話を持って写真を撮る動作も不可能であるし。それゆえ、僕のITはパソコン一辺倒である。ラインのやり方はおかしいと思い、腹が立った。
日本のかなりの人たちが携帯電話を持っているとは言え、何らかの理由で持っていない人たちもいるはずだ。また、僕は思ったが、聴覚障碍者たちもラインはどうしているのだろうか。仮に携帯電話を持っていても、写真とかメール用にしか使えないはずだ。そのような人が電話の通話が掛かってきても対応はできないし、持っていない人たちもかなりいると察せらるから。どのように感じているかは彼らの問題だし、それも聴障者で一人一人違うはずだが。
ラインを考案した人たちは携帯電話を持たない人や持てない人、聴覚障碍者の事をどれだけ意識して作ったのだろうか。それに限らず、物事は多角的に見ないと、特定の人たちを排除させてしまうわけで。恐ろしいわけである。
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