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2018年03月22日17:27

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ハンセン氏病差別誤解例

  僕と同世代の法学部の学生。学生の時に、まず、S園に行き、考え込み、職員や他のボランティアたちの話を聞き、それから全生園に行った。しきりに
  「ハンセン氏病にかかった人たちを療養所に追いやったのは我々非患者だ。罪を感じると」と言って落ち込み、酒に逃げるようになった。
  今思うと、国家犯罪の見方が欠けている。戦後のライ予防法の事は気が付かなくても、戦前の国家による強制収容の事は医者や元患者、職員からたくさん聞かされていたはずなのに。
  S園職員に「園児たちをあわれな状況に追いやっているのは健全者たちだ」という贖罪的な声がよく聞かれたが、その学生はその見方をハンセン氏病関係にも当てはめ、勝手に思い悩むようになったわけだね。もし、その見方をその人が世間に広めるようならば、間違ったことを広めるわけだから、大罪にもなるわけだが。しかも、法学部の人が。僕も一時はそのような見方をハンセン氏病関係にしたけれど、法学部の人がそのような見方をするとは、今の僕には非常におかしく感じる。誰でもS園と全生園の両立はムリである事を示しているね。勉強不足では片付けられないと。
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