mixiユーザー(id:17922359)

2017年03月14日17:14

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潰れて良かった

  80年前後、東京の身障会やボランティア会は次々と潰れていった。ケンカで潰れた例もあれば、抽象的な話ばかりして潰れた例もある。自らも福祉会の会長だった牟田悌三氏も潰れた事を新聞に書いていた。復活した会もあったが、それらもまた潰れている。それ故、かなりの身障者やボランティアは変に思い続けている。「何故、○○会は潰れたのか」と言い続けている人も多い。
  僕は気が付いた。潰れて良かったと。潰れたから、元会員が世間に散り、福祉の事を世間に伝え、今みたいなヘルパーができる社会に変えたのではなかったかと。
  潰れなければ、僕も、構成員たちも延々と何かの会合で抽象論ばかり言い続けていたのではないか。僕も、例えば、フェイスブックで伊藤まつさんの写真を流すという発想も出なかったはずだ。福祉の事も世間に広まらず、ヘルパーも生まれていない。何しろ、昔の福祉会は実際は「会の為に動く」感じの構成員がほとんどだったから。意味がないわけであった。潰れるきっかけになったならば、ケンカも、議論の行き詰まりも結果的には良かったわけだ。
  組織は続けると構成員たちはそれを保持する事にばかり考えるようになる面がどうしてもあるが、それゆえ、早く潰した方が良いものも多いかもしれない。例は違うが、雪印会社も最初は優れた製品を作っていたが、次第に組織保持に構成員たちがこだわるようになり、不祥事から潰れたわけだし。兎に角、内向きになる事は進歩がないかもしれない。
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