東日本大震災を風化させるな

　　あの日から６年になりました。早いものです。東京でも強い横揺れが５分間続いた様子を僕もはっきり覚えています。


　　でも、どうも、今の日本人はその事を忘れたような人が多い気がします。震災対策も常にしなければならないし、６年前に言われた「助け合い」は余り聞かなくなった気がします。少なくとも、６年前に比べて激減している。当時は力を合わせる気風があったのに。それどころか、原発の放射能被害を受けた人たちへのいじめや冷たい視線が起きているそうですね。学校内が一番目立ちますが、子供たちは大人の影響を受けて、福島から移った人たちを「ばい菌」とか、悪口を言っているわけです。大人の問題ですね。


　　一時は「東北から新しい文明価値が生まれる」とも言われましたが、どうなのでしょう。それはキャンセルされたのかもしれませんね。非常に残念だし、もしも、３年後に行なわれる東京オリンピックに浮かれるような事があれば、震災関係の出来事は何だったのか？にもなってくるわけです。

｢災害は忘れた時にやってくる」とも言われている。次の大災害の時も我々は慌てるのでしょうか。慌てないように常に助け合って生きていきたいものです。