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2017年02月27日13:54

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伊藤まつさんの短歌の紹介

 八王子に四十七年ぶりに訪づれし、苔むす父母の墓に涙とまらず。





 これは1984年11月に作られたものです。ハンセン氏病元患者のまつさん最後の短歌でしょう。まつさんは八王子市で生まれ、ご両親のお墓も八王子のお寺にありますが、そこに84年11月、学生ボランティアに介護を頼んで連れて行ってもらい、そこで詠んだ短歌です。八王子と全生園は比較的近いですが、ずっと行けなかった。何でしょうね。ライ予防法もあれば、世間の偏見の目もあり、行けなかったわけですね。


 僕はその時は同行出来なかったですが、報告話をしてくれた時のまつさんはうれしそうでした。念願がかなったと。その後、拒食症になり、85年4月24日に天国に行きました。

  以上の短歌と事実を、国会議員含む、多くの人たちに伝える事ができて、僕も光栄に思います。ただ、その短歌を噛みしめて下さい。




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