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2017年02月22日11:25

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「木綿のハンカチーフ」と日本列島改造

  昨日(21日)久しぶりに太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を聞いた。日本のどこかの田舎が舞台の歌である。「東へと向かう列車で」とあるから、強いて言えば、長野県か静岡県だろうか。当時の田舎ののどかな風景が思い浮かばれる。確か、1976年に作られた歌だった。その少し前、田中角栄が日本列島改造しようと急ぎ、インフレも招き、政治寿命を縮めている。
  昨日聞き、今の日本では成り立たない歌だと思った。強いて言えば、モンゴルあたりを舞台にすれば成り立つと。日本に仕事をしに行く青年が恋人に語り掛ける。「恋人よ、僕は旅立つ。東へと向かうエア・プレインで」との歌い出しで。
  日本はいつの間か、田中角栄の構想通りの状態になったと。良い・悪いの問題ではないだろう。74年ごろは田中角栄の構想に「日本をコンクリート詰めにするようなものだ」との批判が多かったが、そうなってしまった今日はそれについての批判も非常に少ない。これが当たり前だと誰もが思うようになったからだ。そんなものかもしれない。ただ、田中角栄の政策については、急ぎ過ぎた感はあったが。もっとゆっくりうまくやれば、インフレは起きなかっただろうし、叩かれる事もなかっただろう。政治家としての器量の問題だったかもしれないが。
  以上も現代史の一コマ。歴史は客観的に見ていきたいものである。アメーバとフェイスブックを休んでいるので、このような歌謡曲を基にしたものを書いて、リラックスしたわけである。
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