mixiユーザー(id:17922359)

2017年02月18日13:51

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世界平和と文化の追記・マルクスは

  マルクスは社会の事を「上部構造と下部構造」に分けたが、簡単に言えば、上部構造は精神的なもの全般、下部構造は経済全般である。そして、両者は「互に影響し合いながら、発展・進歩する」と述べたわけだ。どちらが優位とも述べていない。


  ところが、後継者たちが勝手に下部構造優位だと解釈し、信じ込んじゃったのだね。それゆえ、かなりの後継者は文化を軽視するようにもなり、特に各国の地方文化を破壊していった。共産圏では地方文化破壊が激しかった。スターリンの行なった事はその典型である。

  また、それがゆえに、後継者の中からも「労働が人を結ぶ」とか「お金が人を結ぶ」という考え方も出て、マルクス主義者ではない人たちにまで影響を与え、社会を混乱させた。今思うと、19世紀以降の資本主義と大して変わらない発想である。反資本主義・反お金主義の人たちの受け皿になっていたのかは非常に疑問である。私見を述べると、大して変わらない気もするが。

  文化の面でもマルクス主義はあいまいな面を多く持っていたわけである。本当の労働行為も文化を背景にしないと出てこないし、その文化は本当は極めて大きなものである。時代ゆえに仕方なかったとは言え、マルクスは文化を過小評価していた面は否定できない。


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