先の文の最後に書いた事。筋ジストロフィーを持つ人たちにしろ、脳性まひやハンセン氏病にしろ、問題を一面的にしか見ないで、世間に伝えたがるボランティアの人が多くいた。今も海外ボランティアの中にはそのような例も多いかもしれないが。
どうなんだろうね。当時は筋ジストロフィーの事は世間に知られていなかった。世間に流すことは障碍者関係にとってはプラスかもしれない。でも、一面的に「性にこだわる」と伝えられたら困るし、「筋ジストロフィーを持つ人は○○だ」と一様に伝えられては、そのような人たちはたまらないだろう。僕も脳性まひについて、そのように伝えてほしくないし。
まさに功罪である。「罪」の面を脳性まひ者などに問われて、世間伝えを止めた元ボランティアもいたらしいし。
以上、事実を記しておく。但し、例えば、海外奉仕をされた人の話に「エチオピアの人たちの気持ちは純粋だ」式の話を目にしたら、むやみに信ずるのではなく、「日本人も様々ならば、エチオピア人も様々ではないか」とこの国=日本の事と比較して考えてみるのが良いかもしれない。
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