mixiユーザー(id:17922359)

2015年10月16日17:12

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「弱い者」とは何ぞや

  70年代後半の僕が入っていた会の規約の一つにこんなものがあった。「弱い者と進んで友人になります」。その流れで役員たちはハンセン氏病療養所行きも命じたようである。それはともかく、今思い出し、「弱い者」とは誰の事かと思うのだ。元患者や障碍者の事を指しているのか。確かに、ハンディは色々と抱えている。障碍年金やヘルパーも必要。とは言え、それは政治や経済の次元の問題。貨幣のない社会とか、分配法則が進んだ社会を想定すれば、その弱さは消えるし、経済や身体で人間の価値は測れるものではない。障碍者などを「弱者」と決めつけるのは、健全者本意の傲慢な発想以外の何者でもないと思う。
  又、障碍者などと友人になる事を規約に盛り込んでいたのもおかしい。そのような行為が「福祉」に当たるだろうか。
  仮に、「弱い」を撤廃して、「全ての人と友人になる」という規約ならば、会として成立しないか、または、「気が合わず、付き合えない人もいるのに」という反発の声が上がるだろう。でも、そこの関係者たちは誰もおかしいと長く気が付かなかった。それもおかしかった。本来ならば、僕など、障碍を持つ関係者たちはおかしさに気が付かないといけなかったが、当時は障碍者連中も人生経験が浅く、おかしさに気が付かなかった。
  その会は早くに潰れたが、当時の関係者におかしさの振り返りメールを送ったわけです。
  最後に、人は必ず死ぬ。全ての人は弱いわけです。障碍の有無は大した差ではありませんね。もう一つ付け加えると、「障碍者同士支え合って生きる」という関係も別の意味で無理があり、最終的にはケンカ別れになります。狭くもなる。そのような関係も良くないと思います。
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