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2015年10月14日11:43

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「関白宣言」を久しぶりに聞いて

  先日、懐かしの歌の番組があったから録画して聞いた。さだまさしの若き日の姿も出てきた。関白宣言。1979年に作られたそうだ。「メシはうまく作れ。いつもきれいにしろ」。曲調は絶妙で僕も好きだが、今の世に流したら?と思うと、笑ってしまった。特に、女性たちの反感を買うだろう。今は身障者で自分で料理できない人でも、ヘルパーさんなり、福祉弁当に頼んでいる時代である。今は縁あって、母の料理で食べている今の僕だが、将来は妻の有無に関わりなく、福祉弁当を予想しているわけだから。
  思えば、80年ごろは家事や介護は家族の仕事だった。それを補完して友人とかボランティアが関わっていた。そのボランティアたちの関わりも「相手と友人になる事が条件」。家事や介護は完全に人間関係に含まれるもので、社会化はされていなかった。また、家族やボランティアが扱えない非常に重度の障碍者施設では、職員たちが「優しさ」を強制的に強いられ、低賃金でこき使われていた。ひどかった。当時の僕もスェーデンを参考に、ヘルパーの事は考えたが、具体的な構想にははるかに及ばず、政治家などに訴える事もできなかった。非常に厳しい状況だった。
  80年代から90年代に掛けて、金持ち身障者や高齢者が世間から介護者に高いお金を支払い、介護旅行などをするようになり、次第に介護は労働行為と認められ、ヘルパーも生まれ、今に至っている。やや遅れて、家事も労働行為と認められつつある。
  これでよかったと思う。僕も外出介護者を求めて、付き合いたくない人と付き合ったり、入りたくない会に入り、結果的にケンカも多くしたから。今のヘルパーさんの方がはるかにいい。
  本題に戻るが、家事や介護を差し引いても結婚願望は強くあるが、その場合、フランク永井の歌った「そばにいるだけでいい」が結婚目的になるし、それが本当の結婚だろう。そのような人がいれば良いと思うが。
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