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2015年08月13日10:03

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再び新安保法案




   一番述べたい事は昨日書いた文の中に書いた。賛成・反対派共、「外交」が抜けており、その根には国家意識の問題がある。

   ところで、特に戦時中に「国家への奉公」を国民に命令した軍人や役人たちは「国家=国家組織」だと思っていたようである。組織を守るために戦争を長引かせた人たちもいたとか。あってはならないし、組織にこだわる事は意味がないわけである。

   本来の近代国家は「皆で支え合い、生かし合いながら、共に生きていく」ものであり、組織を指すものでもない。戦後の日本人も組織にこだわる意識が受け継がれたようで、90年代に起きた「雪印事件」は典型例である。組織維持の為に、臭いものにふたをするという。国家レベルで組織主義に陥るともっと悪くなるわけである。国家組織を守るために一部の人の命を犠牲にする事はあってはならない。

  政治家の間で「国家とは何か」と言う議論が起きるが、度々出てくるのは国家組織こだわり論。それは極めて危険である。政治家たちも近代の歴史を勉強してほしい。

  因みに、「支え合い」は全ての人々が平等に「人権」を持つ事に根ざしているのは言うまでもない。人権抜きで、国のあり方とか、安保は論じられないのである。それも意識しようではないか。

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