心が期待や喜びで躍る様を表す言葉に【ワクワク】というのがありますが、
中世アラビアの地理書では、日本の事を【ワクワク】と呼んでいたようですね。
【ワクワク】は【倭国】がなまったものと考えられるんですが、
古代中国の王朝や、その周辺諸国は、当時日本列島にいた人を倭人と呼び、
その倭人が住む日本を【倭国】と呼んでいたんですね。
【ワコク】がなまって【ワク】となり、
それが東南アジア独特の繰り返し語法で伝わったようですね。
日本でもありますよね。
人を【人々】とか、端を【端々】とか、昼ドラを【ドロドロ】とか言いますから、
ワクが【ワクワク】となったようですね。
当時のアラビアでは、
そこに【ワクワクの木】という植物が生えていると信じられていたそうですね。
その木は、春になると椰子や無花果に似た実ができて、
その実から若い娘の足が生えて、これが初夏には、
可愛らしい女の子が髪の毛で枝からぶら下がると言われてましてね。
これは凄いビジュアルですよ。
当時、イチゴ狩りやマツタケ狩りみたく【ワクワク狩り】なんてやったら、
鼻息の荒いお父さんたちが押し寄せて、めちゃめちゃ儲かったでしょうね。
ところが、このワクワクの実は、
熟しきると『ワクワク!』と悲しげな叫び声をあげながら、
枝から落ちて死んでしまうんだそうですね。
当時から【賞味期限切れの怖さ】というのを
思い知らされるような事があったわけでして・・・
寄席の客席には、とっくに枝から落ちて死んでる年齢の方が
いっぱいいらっしゃる・・いえ、何でもありません。
このように海外では日本に関して、かなり誤解されて伝わっている事が結構ありましてね。
例えば、日本は世界でも稀に見る清潔な国であり、
道路にゴミ一つ落ちていないし、レストランやホテルは
輝くばかりに磨き上げられているというのは、
法律のおかげだと思っているアメリカ人もいるようですね。
日本には『朝の九時から夜の九時まで、
町を綺麗に保たなければならない』という法律が存在し、
それに従っていると思われているようですね。
ですから、夜九時以降になると、
それまできちんとしていたサラリーマンが、突然街中で酔っぱらって嘔吐し、
胃の内容物の展覧会を始めたり、痴漢をしたり、
女性がパンツ丸見えで泥酔したりするようになるのだと。
立小便が解禁になるのもこの時間で、法律が無効になった途端に、
醜い本性をさらけ出すようになると信じられているようですね。
すっかり【ジキルハイド扱い】されているわけですね。
他にも『日本人は、洋服が透けて見える眼鏡を開発している』なんて噂もありましてね。
だから日本人には、やたらメガネの人が多いという事らしいですね。
そんな物を発明してたら、街中を歩くサラリーマンは、
必ず鼻血を流してるでしょうし、ヌード写真集なんか、
全く売れなくなっちゃうでしょうね・・・
そんな発明が待たれている事は【事実】でしょうけどね。
微笑亭さん太
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