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2020年07月05日00:24

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昭和の狂室

令和と元号が変わって一年が経つわけですが、昭和の頃というのは、
今ではありえないような事がまかり通ってたという事がありますよね。


例えば学校の教室なんかでもそうです。
今や飲食店や公共の施設はもちろんの事、
パチンコ店ですら全面禁煙というところが増えてきているのに、
昭和の頃というのは、先生が普通に教室でタバコを吸ってましたからね。


中には生徒に灰皿を掃除させたりして、
今なら炎上どころか懲戒処分すらありえる事案ですよ。
でもその時代はタバコの煙が充満する中、
生徒たちは授業を受けたり給食を食べたりしていたわけですね。


「そこ!寝てんじゃない!」
なんてんで先生が、生徒に向かって
チョークや黒板消しを投げつけるなんて風景も珍しくなかったですよね。
たとえ先生のコントロールが悪くて、寝てた生徒じゃなくて、
関係ない隣の席の女子に当たったとしても、なかった事にされていたぐらいですよ。


これは現在なら【体罰】とされて、
先生は間違いなく【加害教師】という事になるわけですが、
当時は【愛のムチ】という事で許容範囲とされていて、
ある意味【加害授業】という事になっていたんでしょうかね。


楽しいはずの【給食の時間】も、好き嫌いの多い子や、少食の子、
食べるのが遅い子にとっては苦痛の時間になるなんて事がありましてね。


『給食は全部食べ、残してはいけない』というルールを設けている学校が多かったので、
給食が終わって掃除の時間になろうが休み時間になろうが、
食べ終わるまでず〜っと食べさせられていたという子が必ずいましたよね。
これも今なら【ランチハラスメント】とでも言われそうな状況ですが、
当時は逆に【給食を食べきれないダメな子】などという、
いわれのないレッテルを貼られてしまったようですね。


こんな事で人格否定みたくされた子の中には、性格がねじ曲がってしまい、
その後【食えない奴】になってしまう可能性もありますよね。


根性論が蔓延していた時代ですから、部活や体育で水を飲むのは禁止され、
休憩もまともに取らせてもらえなかったという事もありましたよね。
真夏の部活で、ろくに休憩もせず帽子もかぶらず運動をしているので、
トイレで吐いてる子がざらにいましたが、今なら確実に
【熱中症】という診断が下っているでしょうね。


しかし熱中症という単語も存在していなければ、
その危険性も認知されていませんでしたから、
倒れたら『根性なし!』と叱責されましてね。
今考えてみれば無かったのは生徒の根性ではなくて、
先生の常識の方だったのではないかと思うくらいですよね。


そして極めつけというか、最も信じられないのが、
集団予防接種においての【注射針の使い回し】という事ですね。


今はもう学校での集団予防接種自体がなくなってますが、
当時はインフルエンザの予防接種などで、生徒たちが長い列作って並んで、
一本の注射器で数人の注射を行うという、
現代の医師が見たら卒倒しそうな事がされていたんですね。


こんな事はもちろん、今ではなくなってよかったんですが、
当時ではよくあった【身体測定が男女一緒】という昭和の常識がなくなったのを
惜しむ声はあるようですね。


微笑亭さん太
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